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・
『ぐすっ、…う"』
体調の悪さと行き場のない自分への怒りがピークに達して僕は訳も分からず泣いていた。
そんな時に近づく足音。
『…来ないで、大ちゃん』
僕の小さなプライドが邪魔してそんな言葉を発する。
でもその人は昔から人の懐に入るのが上手い人で、
「たまたま通りかかっただけ、な？」
なんて言って僕の隣に腰掛けた。
「んで、どうした？」
大ちゃんは僕に優しい微笑みを向けて問いかけた。
不思議と全部話そう、そんなふうに思った。
『朝から、頭が痛くて…
プレゼンターの会見の時にどんどん酷くなって、
会見の時に、時に、、、
ちゃんと出来るのかしらね、って僕のいない所で言われてて、
そしたら目眩がしてきて、息ができなくなって、
楽屋に戻ったらね、
みんな楽しそうにしてた。
僕、自分勝手だけど、
羨ましくって、僕はこんなに辛いのに、みんなは笑ってて。
それで、、
なんか大声出しちゃって、
みんなに嫌われたかな、って思ったら悲しくて』
大ちゃんは"そっか"って呟いて僕を抱きしめた。
「辛かったな、、ごめんな、
体調悪いの気づいてて声かけられなくて、
知念、頑張ってるもんな。
俺、知ってるから、
誰がなんと言おうと俺が、、俺たちが知ってるから。
いつでも知念の味方だから。
たまにはさ、お兄さんの俺に甘えてもいいんだよ？
ね？」
背中をぽんぽんしながら話しかけてくれるもんだから、僕は大ちゃんに甘えることにした。
最初は今日のことを話していたけど、話題はどんどん明るくなって、
あぁやっぱりいつまでたってもお兄さん的存在だな、って。
僕は心地よくなって寝ちゃってた。
大ちゃんは僕が自然に目を覚ますまで待っててくれた。
大ちゃんと一緒にみんながいる楽屋に戻ったら
みんなが泣きそうな顔で待ってたから、おかしくておかしくて、つい笑っちゃった。
みんなは大ちゃんに僕のこと任せたんだって。
「ただいま」
「「「おかえり」」」
ただいま、って言えば
おかえり、って返してくれる人がいる。
・
数時間後、僕の寝顔写真が一斉送信されてるのに気づいたから、大貴にご飯連れていってもらったよ。
もちろん、奢りで。
Fin
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かなこ - 看病されるがわがいいです (2018年12月9日 18時) (
レス) id: 578992f200 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 看病してるのと、されてるのどちらも見たいです (2018年8月14日 23時) (レス) id: 15d8fa5708 (このIDを非表示/違反報告)
えりも - JUMPの看病したいです。 (2018年7月2日 15時) (レス) id: c054891c70 (このIDを非表示/違反報告)
うぇい(プロフ) - リクエストいいですか？裕翔くんがスタッフにいじめられててメンバーが助ける話お願いします！ (2018年7月1日 9時) (レス) id: ecfae142fa (このIDを非表示/違反報告)
渚颯(プロフ) - hikoyuさん» ご連絡遅くなって申し訳ないです！リクエストいただいた内容を更新しました。ご確認いただけたでしょうか？ (2018年6月30日 0時) (レス) id: 18e89df471 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：渚颯
| 作成日時：2018年6月3日 15時
