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伊野ちゃんはうずくまって、全身汗びっしょりで小刻みに震えていた。
腕は何かから身を守るようにぶんぶんと振り、ところどころあざになっていた。
俺たちが入ってきたことにも全く気づいていなくて、叫び続けている。
伊「ぎゃっ、あー、あ！はぁっ、
だれなの？来ないで」
伊野ちゃんをここまで苦しめた人たちを恨んだ。
俺は伊野ちゃんに早く安心して欲しくて、早く俺だって気づいて欲しくて。
伊野ちゃんに殴られるのを覚悟して抱きしめた。
案の定、伊野ちゃんの振り下ろされた腕がぶつかって血が出たけど、伊野ちゃんの痛みに比べたらどうでもいい。
伊野ちゃんはひとりじゃないよ、
そんな思いを込めて思いっきり、力を込める。
有「伊野ちゃん！聞いてっ、こっち見て！
みんないる、伊野ちゃんをいじめてたやつらはいないから。
JUMPのみんなしかいないよ！
大丈夫。ね？
ほら、ゆーっくり深呼吸して。」
まだ状況を掴めきれていない伊野ちゃん。
でもゆっくりと深呼吸をして、息を整えていた。
ふぅ、と息を吐けばいつもの伊野ちゃん。
伊「…ありがと」
有「いいの。俺たち特別なことしてないから。
当たり前のことをしただけだよ？」
伊「また、迷惑かけちゃうかも」
有「なーに言ってんのさ。どんどんかけて。
俺たちに出来ることはなんでもするよ。
ひとりじゃないから。
みんながいるから。」
伊「うん。
あ、大ちゃん…血が出てる」
有「あ、やっぱなんでもするとは言ったけど、
俺、伊野ちゃんが暴走してたら、無視しちゃうかも〜」
伊「はぁあっ！？
もういいもん、俺だって大ちゃんになんか頼らないもん。
俺には親友たかきがいるからね。」
・
・
これは俺が聞いた話じゃないんだけどね。
JUMPメンバーからのタレコミによると、、
このあと伊野ちゃんが大ちゃんの手当てをして、ふたり仲良く車に乗って帰ったみたいよ。
まったくもう、ふたりとも素直じゃないんだから。
あ、ここでの話はひみつね？
ふたりに怒られちゃう。
それじゃあ！光でした。
Fin
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かなこ - 看病されるがわがいいです (2018年12月9日 18時) (
レス) id: 578992f200 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 看病してるのと、されてるのどちらも見たいです (2018年8月14日 23時) (レス) id: 15d8fa5708 (このIDを非表示/違反報告)
えりも - JUMPの看病したいです。 (2018年7月2日 15時) (レス) id: c054891c70 (このIDを非表示/違反報告)
うぇい(プロフ) - リクエストいいですか？裕翔くんがスタッフにいじめられててメンバーが助ける話お願いします！ (2018年7月1日 9時) (レス) id: ecfae142fa (このIDを非表示/違反報告)
渚颯(プロフ) - hikoyuさん» ご連絡遅くなって申し訳ないです！リクエストいただいた内容を更新しました。ご確認いただけたでしょうか？ (2018年6月30日 0時) (レス) id: 18e89df471 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：渚颯
| 作成日時：2018年6月3日 15時
