【病系短編集】ひとりにしないで。(×JUMP)

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「「「おはよ」」」





と所々から帰ってくる挨拶。






みんなオフモードで顔も寝ぼけ顔。
今日の朝食は光くんが担当してくれてる。







ソファに座っていた圭人の横にドカっ、と座った。









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さっきからなにやら忙しい。
光くんは朝食を作っていた手を止め、なにか別のものを作り始めた。









大ちゃんや伊野ちゃんは物置の方に行って帰ってこない。





知念は冷蔵庫をゴソゴソとあさっている。









どうしたのかな、




今日オフじゃないのかなって思ったのも束の間。









知念に"涼介"と呼ばれ顔をあげればおでこにひんやりとした感覚。






知「何年一緒にいると思ってんの」





ちょっと不機嫌顔の知念。
むにっ、とほっぺをつままれる。







山「…え、？」






知「熱、あるんでしょ？



すぐ分かったからね。他のみんなも涼介が部屋に入ってきた時に分かったよ。」







光くんは慌ただしく動かしていた手を止め、ふぅっと息を吐いた。





光「時間なかったからこれしか作れなかったけど、はい、俺特性の雑炊！」









有・伊「あったぁ！これだ」






大声をあげたせいで、薮ちゃんにうるさい！と叱られたふたりが持ってきたのはベッド。








山「…みんな、」





そう呟けばみんなは優しい笑顔を向けてくれる。







有「なんで言わないんだよ〜。



俺らのこと頼っていいんだよ？」






みんなの温かさで心が満たされる。







薮「今日は休みます、って連絡したら他の出演者さんも何人か体調悪いみたいで今日の打ち合わせは延期だって。」






ふにゃっといつもみたいに笑う薮ちゃん。





これで安心して休めるな、



なんて薮ちゃんには全てお見通しで。









伊「さぁさぁさぁこちらへどうぞ〜」






と伊野ちゃんの細い腕に抱っこされて、ベッドに寝転んだ。









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そこからはみんなによる、俺の看病大会。







みんな俺につきっきりで看病してくれて、熱の辛さも忘れそう。









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