片想いと片想いと… 4 (ページ29)

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☆89☆　親友のために3 ページ29

Aside
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和「で、どういう作戦でいくの？」

A「えっとね…
菜々子は途中から一人で帰ることになるでしょ？」

和「そうですね…」

A「だから、その時に『菜々子を送ってくれる人』って聞くの！」

A「まぁ、それで雅にぃが手を上げてくれればいいんだけど、ダメだったら、男子みんなでジャンケンしてもらうから！」

翔「ジャンケンしてどうするの？」

A「ジャンケンして、勝った人が負けた人に送ってもらうの！
ねっ？いい考えでしょ！？」

翔「えっ！でも、雅紀先輩が必ず勝ったり、負けるのかわからなくないですか？」

A「それは、ここにいる3人で出す手の順番決めちゃうのよ！
そうしたら、雅にぃは勝つか負けるかのどっちかでしょ？
だから、雅にぃが負けたら負けた人が送ることにして、勝ったら男気でって感じでどう？」

和「ふ～ん…Aにしては、よく考えたんじゃない？」

A「もう、和にぃはどうしていつもそう上目線かな…？」

和「いいじゃん、俺のほうが歳上なんだし」

A「まぁ、そうだけど…」

翔「ところで、手の出す順番はどうします？
早く決めないと雅紀先輩が戻って来ちゃいますよ」

和「じゃあ、適当にパー、グー、チョキの順番でいいんじゃない？」

A「じゃあ、決まりね！
後はみんなよろしく！」

和・智・翔「はーい！」

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