26話 全速前進! ページ27
市長「えー、それでは!
第一種目を発表したいと思います!
第一種目は………全員一斉徒競走です!」
全員一斉…?
副市長「解説は、私、
副市長がさせていただきます。
徒競走は運動会には欠かせない競技です。
しかし、今回は全員一斉!
つまり、12人一斉に
100メートルを走ってもらい、
女子の中で上位3名、男子の中で上位3名に
それぞれ得点が与えられ、
1位が30点。2位は20点。
3位は10点の配点となります!」
榛「これ、全部とれたら180点だね」
デ「取れない」
ミ「すいません。
私、足はあまり速くありません。」
榛「椿ちゃんは藤崎と
同じくらいになりそうだしなぁ…」
椿「ま、負けません!」
安形「俺も足は自信ねぇから、
この競技は期待できそうにねぇな。
ま、可憐にもよるとは思うけどな?」
安形会長のその一言で、
みんなの視線が私に向けられた(-_-;)
あ「わ、私にも、あんまり
期待しないでください!」
はぁ…と言わんばかりの
顔をするみんなにちょっとだけ腹が立った。
そんなに落ち込むことないのにっ( ̄^ ̄)
安形「俺はお前に期待してるぜ?」
私だけに聞こえる声で安形会長が言った。
ニヤリと口角をあげながらも、
プレッシャーをかけるより、
励ますように、言われた気がした。
市長「それではみなさん!
徒競走を始めましょう!…位置について!」
自分の心臓の音が聞こえるくらい
ドキドキしているのがわかる
市長「よーい…」
楽しくなってきた(≧▽≦)
パンッ!
ピストルが鳴り響いた
と思うが早いか私は走る!
中間地点を越えた時、
私はキャプテンとヒメコと並び、
トップを争う…!
ここで…私が…少しでも頑張らなきゃ…!
パンッ!
3人、ほぼ同時にゴール!
副市長「男子陣も熱い戦いでしたが
女子陣も負けず劣らずの熱い戦いでした…!
それでは、結果発表をします。」
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作者名:可憐 | 作成日時:2014年9月6日 21時