22話 めんどーなこった! ~安形side~ ページ23
―――数日前―――
安形「ふわぁ」
眠すぎてあくびが出た。
さて、今日はどこでサボろうか。
ま、あそこかな。
いつものように、屋上へと向かう。
校長「あぁ!安形くん安形くん!」
安形「あ、校長。」
俺を呼んだのは校長だった。
…また、めんどーなことになりそうだ…
校長「ちょっと君に頼みがあってね。
春期運動会って知ってるかい?」
春期運動会?
安形「いや、知らないっす。」
校長「ふふふ、そうじゃろそうじゃろー♪」
なぜか校長は楽しそうだ…
校長「実は、生徒会のメンバーで
その運動会を盛り上げてほしいのじゃ!」
安形「へ…?」
はぁ…めんどくせぇー…
校長「この運動会は市が催しておるんだが、
認知度が低いために、参加者がゼロなんじゃよ!」
安形「はぁ…。」
市もヤバイな。
校長「市も、企画したのに資金が
ムダになっては困ると地域の学校に
呼びかけているようだが、
未だ、参加している学校はないらしい。
そこでだ!!
我が校が率先して働きをかけることによって
ますます有名校へとなり
我が校へ入学する生徒が増えるだろう!」
ニカァー(о´∀`о)と効果音が
付きそうなほどの校長の
輝かしい笑顔が向けられた。
安形「あぁ…はいはい、
それに参加すれば良いんすよね。」
反対しようにも、校長には授業の出席日数を
誤魔化してもらってるからなぁ…はぁ…
校長「さっすが、安形くん!
話がわかるのぉ!!!」
安形「それで…」
校長「それでのぉ!
テントや飲み物、道具などは全て
市が準備をしてくださるから問題はない。」
金かけてんな…
校長「人数は1グループ6名の参加で、
なるべく多く誘ってくれ!
種目数は5つじゃ!種目は当日までに市長が
決めてくださるのでシークレットなのじゃ!」
すげぇな…はぁ…ダルそう…
校長「開催日は、2週間後の日曜日!
1日をつかって行われる。
晴れでも雨でも決行するぞぉ!
場所は屋内総合競技場だからのぉ!
…っと、説明はこのくらいじゃ。
何か質問はあるかね?」
安形「大丈夫っす。」
校長「それでは、頼んだぞ、安形くん!」
めんどーなことになっちまったなぁ…
さて、どーするか…
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作者名:可憐 | 作成日時:2014年9月6日 21時