19話 対立関係? ページ20
後輩の仲裁と言うべき一言が
皆を黙らせ、定例会議が開かれる。
椿「…ゴホンッ。えー…では、
これから定例会議を始めます。
なにか、報告があればどうぞ。」
さっ…
会長の手とミモリンの手が上がる。
椿「おぉ!会長ぉ!何かありましたか!?」
安形「あとのことは、
次期会長のお前に任せるから
俺は帰ってもいいか?…眠くなってきたし。」
椿「却下です。えー、次、丹生。」
ミ「はい♪私からは1件です。1階廊下の」
安形「待て!俺はスルーか!?会長だぞ!?」
椿「…会長、静かにお願いします。」
スルーされたあげく、椿くんに注意され
ムッとし、寝る体勢に入る安形会長。
…寝るんですか。そんなに眠いんですか?
さっきも寝てたじゃないですか!?
という、心の突っ込みが…
ミ「えぇと…1階廊下にある花瓶が
割られていました。」
え、そんなこと、あったんだ…
ミ「その近くにいたスケット団に
話を聞きましたわ。
『すんませんっ!俺らがしました!』と
言っていたので、経緯を聞くと
倒立の練習をしていたら足が
当たってしまったとのことです。」
え…バカなの…スケット団。
椿「おのれっ、スケット団めっ!!!
アイツらは何をしてるんだ!?
今すぐ、注意してくる!」
ダンッという音とともに、
椿くんが立ち上がる。
ミ「あ、会長。私の部下に
すでに直させたので大丈夫ですよ?」
…流石、ミモリン…
椿「そーゆー問題ではないっ!!!
いつもあの部活は遊んでばっかりいる!
一体、部費をなんだと思って、
何に使っているんだ!」
榛「まぁまぁ、椿ちゃん落ち着いて。
そんな怒鳴ることもないでしょ。」
デ「そうだ。椿くんは藤崎に
ライバル心を抱いているから
すぐに感情的になるんだ。」
椿「な、なんだとぉ!?
そんなことっ、あるわけn」
安形「かっかっかっ。確かに、
今のはデイジーに一理あるな。」
え…
急に話に加わった会長に驚く。
椿「なっ!会長まで!!」
安形「実際、椿は藤崎が
遊んでることしか知らないだろ?
だが、アイツらはわりと、俺らよりも
結構な仕事をこなしてんだぜ?
“スケット団”なんて言う
お遊びみてぇーな名前の部活だけどよ。」
椿「むっ…」
安形「そんなに納得いかねぇーなら…」
次の瞬間、安形会長は
生徒会長らしからぬ発言をした。
安形「俺ら生徒会で、スケット団、
潰しに行くか?」
…
え…
えぇえぇえええええ!?
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作者名:可憐 | 作成日時:2014年9月6日 21時