17話 ピーチジュースは恋の力!? ページ18
―――翌日 放課後―――
ガラガラッ!!
あ「おはよーございますっ♪」
ミ「おはようございます♪ふふっ♪
夕華ちゃん、なんだかとても
機嫌がよろしいですわね♪」
あ「えへへ(。-∀-)まぁね♪」
生徒会室にはまだ、安形会長と
ミモリンの二人しかいなかった。
私は自席に荷物を置き
今日もぐーすか寝ている会長に近づく。
あ「おっはよーございますっ!!
安形会長っっっ!」
安形「ん゛…」
声をかけると、眉間にシワを寄せ、
寝顔が一瞬にして不機嫌顔となった。
安形「…んだよ。
放課後だって言うのにお前、元気すぎだろ。」
薄目を開けて、私を見る安形会長。
よし、今だ。
あ「昨日の約束、覚えてますか?
ジュース、おごってくださいっ♡」
安形「…はぁ。おまえ、覚えてたのかよ…」
呆れたように、
会長は盛大なため息をついた。笑
二人で自販機に向かい、飲み物を選ぶ。
安形「何飲むんだ?」
あ「えーと…あ、これ………
いやっ、こっち?」
安形「……かっかっかっ。」
あ「な、なんで笑うんですか!?」
なぜか笑われ、少しむっとする。
安形「んで、どれにすんだよ?」
あ「もうっ、会長が選んでください!」
安形「なに怒ってんだよ…めんどくせーな…」
あ「め、めんどくさいってなんですか!
早く選んでくださいよ!」
安形「わーったよ」
ピッ…ピッ…
安形会長は、2本買い、
そのうちの1本を開けた。
プシュッ…
そしてそれを…
安形「ごくっ…ごくっ……ん、はい」
え…
顔が、赤くなっていくのがわかった。
あ「そ、そ、そんなΣ(゚ ゚;
わ、私は、そっちのやつもらいますっ!」
取ろうと試みたが、かわされる。
安形「こっちは、ミモリンの分に
決まってんだろ?
少しなくなったからって、わめくな」
表情ひとつ変えずに答える安形会長。
慌ててる自分がますます恥ずかしくなる。
あ「で、でもっ!
それっ、先輩の…く…くっ…」
安形「(・∀・)ニヤニヤ
え、なにお前?間接キスとか気にすんの?笑」
あ「なっΣ(゚ ゚;
誰がそんなの気にするもんですか!
私は、帰国子女ですよ!?
アメリカでは、日常茶飯事ですっ!」
図星を指摘され、焦る勢いに飲まれると同時に
私は、会長に渡された缶を飲み干した。
安形「お、おまえ!
どんだけ喉乾いてたんだよ!?」
あ「うるさいですっ!」
顔がどんどん赤さを増している気がする…
私は、これ以上顔を見られないように
急ぎ足で生徒会室へ向かった。
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作者名:可憐 | 作成日時:2014年9月6日 21時