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綾辻side
「……相変わらず、甘い監視だ」
ふぅ、と煙管から紫煙を吐く。きっと今頃、事務所は大騒ぎだろう。顔を白くして倒れかける辻村くんが容易に想像できて笑みが漏れた。
＿＿個性じゃなけりゃ、何だって言うんだよ！？
そんな怒号が聞こえ、くるりと振り返る。……あぁ、この辺りは雄英高校の近くか。そこで視界に入ってきたのは、妹と掌を爆発させている少年。クラスメートだろうな。しかし、あまり良い雰囲気ではないな。煙管の火を消して二人に近づいた。
「A」
「えっ、兄様！？」
俺の顔を見た途端に嬉しそうな声を上げる妹。……血は繋がっていないと言えど、可愛いものだな。
「……は、綾辻行人……！？」
少年は俺を見て驚愕に顔を染めている。フム、俺のことを知っているのか。まァ、ヒーロー程ではなくとも探偵として敵を捕らえることはあるからな。あまりメディアは好かないのだが、完全に隠しきることは出来ないものだ。仕方が無いだろう。
「兄様、また抜け出されたのですか？」
「退屈だったものでな」
「深月ちゃんに怒られますよ？」
「小娘の小言など、何も怖くないさ」
俺達の会話を、少年はぽかんと呆けて見つめていた。
続く (更新停止中)
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そらちゃんです！！(プロフ) - 行きちゃんくそよき (2020年4月19日 4時) (
レス) id: c4f3cb5b0b (このIDを非表示/違反報告)
ヘッドフォンの付属品 - 綾辻さん×ヒロアカ の組み合わせ好きです！頑張って下さい！ (2019年4月5日 19時) (レス) id: 8cc010c4ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：埜山ノマ | 作成日時：2018年5月30日 0時
