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【No side】
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「というか、あなたが警察官になろうとするなんて思ってもみなかったわよ…この組織に足を突っ込んでおきながらそう決めるなんて。約束、ちゃんと守ってもらうわよ？」
「“互いの秘密を守る”…ベルモットは、“俺が警察学校に入ることを誰にも話さずサポートする”。俺が守る秘密事項は、ベルモットがあの方の______」
ｶﾁｬｯ…))
ベルモットは運転しながらも左手で男に銃を向けた
「…盗聴器の確認はしたが？」
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「無闇矢鱈に口に出す必要はないわ。それ以上は言わないことをオススメするわよ。警察官になりたいのならね…」
「別に撃っても構わないが…仮に俺が警察学校に入っていることが組織にバレれば、それを黙認し更にサポートしてたアンタの身も危うくなる…そうだろ？まさか俺が何も手を打っていないとは思わねぇだろうしな、シャロン？」
ベルモットとして接していた筈なのに名前で呼ばれ、ベルモットは不服そうにしながらも銃を納めた
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「…まあいいわ。着いたわよ」
「どーも。
つか、どうせなら卒業するまで組織の仕事はしたくないんだが」
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「無茶言わないでちょうだい。これでもかなり頑張ってあげてるのよ？ペアが私で、尚且つ夜にしてあげてるだけマシだと思うことね。
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______“グレーン”？」
ｸﾞﾚｰﾝ「…ま、感謝はしてるさ。アンタがいなけりゃ俺は今この生活を送れてないからな。
んじゃ、仕事着の洗濯と銃の手入れ頼むぞ。紙袋に入れて後部座席に置いてある」
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「あら、そのまま帰らないの？」
ｸﾞﾚｰﾝ「コンビニでコーヒー買って帰る。じゃあな」
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「ええ…Bye、“春斗”」
______
伊達「昼間は道場で悪かったな…ちと言いすぎた」
降谷「いやいや…」
歯磨き粉を買いに外に出た降谷は伊達と遭遇し、一緒にコンビニに行くことになった
伊達「俺の親父のことなんざお前らには関係ねぇのにな…」
降谷「確か、お父さんも警察官だったんだよな？」
伊達「ああ…交番勤務の巡査長！ヒョロっとしてて見た目は弱そうだったけど俺は尊敬してたよ。
親父が非番だったあの日まではな…」
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作者名：湊 | 作成日時：2023年4月29日 7時
