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【No side】
景光「あ、そうだゼロ…ハルがどこにいるか知らないか？」
降谷「え、ハル？知らないけど…」
景光「そっか…ハルのことだから外出してるってことはないと思ってたんだけど、実は教官の話によると夜かなりの頻度で外出してるらしくて…」
降谷「え、ハルが？？」
春斗が外出なんてするのだろうか
降谷の頭には、外に出ることすら面倒くせぇ、と不機嫌そうに言う春斗の顔が浮かび上がった
景光「まだ本人に聞いたわけじゃないんだけど、どこに行ってるんだろうと思ってさ…弟にでも会いに行ってるのかな？」
降谷「さあ…」
その後景光は降谷の部屋を出たが、すぐに歯磨き粉がないことに気づいた降谷も外出することに決めたのだった
______
ﾊﾟｧﾝｯ！))
場所は変わり、東京都内のとある倉庫に銃声が響き渡った
「…ﾋﾟｯ！))
俺だ。…ああ、始末した、後は頼む」
僅か数秒で電話を終えた男は、倉庫を出てすぐの所に停めてあった車に乗った
「あら、もう終わったのね。着替えなら後部座席にあるわよ」
「どうも。悪いけどいつも通りコンビニに降ろしてくれるか…
.
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______“ベルモット”」
後部座席に置いてあった紙袋からガサゴソと着替えを取り出し、着ていた上着を脱ぐ
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「私に運転手を頼むの、この世であなたくらいよ？」
「まあ事情知ってんのアンタぐらいだからな。というか早く戻んないと…」
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「…あなた、やっぱりいつものよりも今の方がいいんじゃない？せっかくの顔が口の悪さで台無しよ？それに眼鏡とあの口の悪さ、合ってないし…」
「口が悪いのはデフォだし、今のこの口調ですらなかなか苦労してるんだよ。そもそも眼鏡は運転する時とかしかつけない予定だったのに…警察学校で視力云々言われて何かと面倒だから眼鏡かけて入校しただけだし」
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「それは視力が悪くなったのが原因でしょう？コンタクト入れられないのわかってたんだから…」
「…そうだけどさ」
不服そうにそう言った
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作者名：湊 | 作成日時：2023年4月29日 7時
