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【No side】
松田「なぁ、験直しに週末どっかに行かねぇか？」
春斗がなんでもできるとわかったところで、松田は話題を変えた
萩原「工具店じゃなくてカーショップかバイクショップならいいぜ？」
景光「それなら俺も付き合うよ！ハルは？」
春斗「パス。寝る」
景光「言うと思った」
松田「そういやバイクショップっつったらこの前、妙な刺青入れた男見かけたなぁ」
萩原「妙な刺青？」
松田「ああ、台付きの盃…ゴブレットっつーの？あんな図柄の…」
ｶﾞｼｯ))
松田の説明に目の色を変えて食いついたのは景光だった
景光「っ！それ、どんな男だ！？どこに住んでいる！？名前は！？」
松田「知らねぇよ！
刺青に興味あんならバイクショップに今晩行ってみっか？常連みてーだったから店員に聞けばわかるかも…」
春斗「…」
ﾄﾞｼｬｯ！))
音の方を見ると、伊達と対決していた男が吹っ飛ばされたところだった
鬼塚教官から終了の合図が出るが、もはや吹っ飛ばされた男は目を回している
萩原「マジか！？伊達班長…」
松田「10人抜きかよ！？」
春斗「おい大丈夫か、お前…聞こえるか？」
他の生徒が驚いている横で、春斗は吹っ飛ばされて目を回している男を誰よりも素早く介護していた
景光「(鬼塚教官の時もそうだったけど、応急処置早いな…ハル)」
面倒くさがりだがその実春斗が優しい奴だと知っている景光は、男を危なくない場所に寄せるのを手伝った
そして伊達との対決に、次は降谷が呼ばれる
松田「こいつは見物だねぇ…」
萩原「学科の成績は降谷が上だけど…これはどうなるか…」
松田「行けぇゼロ！リア充野郎に負けんじゃねーぞ！」
萩原「やっぱそこ？」
春斗「(アホだな)」
春斗がジトリとした横目で松田を見ると、すぐに伊達に視線を移した
春斗「…」
景光「ハル？」
春斗「(班長…右膝庇ってるな…)」
鬼塚「初めィ！」
教官の合図で、降谷と伊達は対決を始めた
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作者名：湊 | 作成日時：2023年4月29日 7時
