358. 紅の修学旅行 ページ8
【新一side】
自由行動の途中
服部から電話で、ホテルにマスコミが押し寄せてしまっていることから、景子さん達が昼ご飯の予約をしていたお店にこっそり移動するという話を聞いた
俺の提案により、俺達もその店に向かうことに
南城「何か理由があるんでしょ?」
新一「え?」
南城「電話…多分相手は服部平次君かしら?電話してた筈の工藤君がいきなりお昼ご飯のお店を提案してくるなんて…大方、このお店に例の事件の容疑者達が集まるってところだろうけど…」
この修学旅行で同じ班になり、南城とはほぼ初対面の状態だ
蘭達との会話聞いてる感じでも思ったが、南城は頭が切れそうだ…実際にテストも学年トップらしいし
だが違和感があった
蘭達と話してる時と、今の話し方…蘭達と話してる時はもっと明るい…女子高生らしい話し方だったように思える
苦笑いで流した俺を一瞬だけ見て前を向いた南城は、やはりどこか読めない
にしても南城の雰囲気、誰かに似てるような…
世良「ん?何だ?この竹でできた丸い柵は?」
世良が見ていた柵は、他の店の前にもついている
中道は京都の流行りだとか言ったけど、違うだろ
南城「犬矢r…((?「それは犬矢来です。泥棒除けや道路との境界線の役目をしてると言われてますけど…ホンマは犬のおしっこ除けみたいです」
蘭「紅葉さん!」
南城「…」
南城の言葉に被せたのは、以前京都に来た時に会った大岡紅葉…皐月杯高校生チャンピオンだ
今日は学校が午前までで、昼ご飯をこの店で食べようとここへやって来たらしい
その時だった
「天狗やー!!」
そんな声が聞こえてきたのは
「木屋町通りに天狗が出よったでー!!」
木屋町通りに出れば、そこには何人もの天狗(の仮面をつけた人間)がいた
一体何人いやがんだよ…!?
新一「中道!片っ端から捕まえるぞ!!」
中道「おう!」
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作者名:湊 | 作成日時:2022年5月29日 11時