【名探偵コナン】顔広すぎだよ、いくつの顔？ Part8 (ページ6)

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356. 紅の修学旅行ページ6

【新一side】

樹「______死因は刺されたことによる出血多量。何故か西木さんの頭にタンコブが2つあるのは気になるところだけど…
殺されたのは今から10分前くらいだね」

部屋につけば、高宮さんは手袋をしてしゃがんでいた…そして高宮さんの前には、刺殺されたと思われる西木さんの姿が…

ドアベルを鳴らしても返事がなかったからボーイさんに開けてもらったと証言している

樹「そして…」

新一＆世良「「！！？」」

高宮さんの視線を辿れば、天井から赤い何かが垂れてきた…しかも足跡まである

世良「まるで血天井だな…」

樹「その足跡、窓まで続いてる。…とはいえここは15階。いくら足跡があったとしてもここから降りるのは無理がある。…仮にそうだとするならば、まるで天狗だねぇ」

鞍知「天狗…西木君は天狗に殺されたって言うの？」

天狗なんて実在するわけがない

犯人はどうしても天狗の犯行に見せたかったようだ

樹「どちらにせよ犯人は天狗じゃないけどね。ホラ、西木さんの懐にヤツデの葉…と、新たな暗号が入ってる。単純に考えると、先週西木さんに送られてきた暗号は殺人予告だったんだろうね」

つまり犯行がまだ続く可能性が高いというわけだ

新一「それで？警察は呼んだんですか？」

馬山「マスターキーでドアを開けてくれたボーイが通報しに行ったよ。京都府警の綾小路警部が来ると今、連絡が…」

綾小路警部…シマリスを連れている、おじゃる警部とあだ名される警察官だ

新一「その人なら割と切れる人だから心配ねぇ…ぜっ！？」

突然身体が沸騰するかのように熱くなり、動悸が激しくなる

やべぇ…薬の効果が切れちまう…！

樹「工藤風邪気味なんだっけ？もう部屋戻って休みなよ。事件のことなら俺や世良に任せればいいし」

すぐに気づいた高宮さんが助け船を出してくれる

正直何も考える気にならず、俺はそのまま部屋を目指して歩いた

部屋に着くなり幼児化した俺に代わり、予め呼んであった服部が布団の中に潜った