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379. ゼロの執行人 ページ29

【樹side】


うーん、やっぱり困るなぁ…原野さんがこの状態だと俺はとても動き辛い



原野さんは暫く動けないしなぁ…



樹「俺が情報収集できなくなっちゃうじゃん」



原野「なんで俺がお前の協力者みたいになってんだよ(なんへおえがおまへのきょーひょくひゃひはいにはっへんはよ)立場逆転させんなっつーの(はひはひゃくへんはへんなっふーの)!!」



いや悪化するってば



樹「ハハッ逆転になんてなんないよ。
…けど困ったなぁ…相手が警察官となれば、原野さんのいない俺は何にもできないし……あ」



原野「?
(また何かよくわかんねぇこと思いついたな?コイツ…)」



…うん、そうしよう、丁度いいや



原野「…あんま変なことすんなよ(あんは変なことふんなよ)?」



樹「大丈夫大丈夫。やることは簡単。









.









.









.









______死んだ人間を蘇らせるのさ」



原野「(何言ってんだコイツ)」



そうと決まれば、早速手配しなきゃ


______


それから2時間程後のことだった



コナンから唐突に電話がかかってきたのだ



正直今出られるような状況下じゃないが、電話を取った



樹「もしもしコナン?俺今バイク運転中だからできるだけ簡潔に…((コナン〔おっちゃんが逮捕されたんだ!!〕!!…小五郎おじさんが?」



…いや、なんで??



疑われているのは知っていた…だが見つかったという小五郎おじさんの指紋は、後から付けられたものだと俺は考えており、しかもいくら公安警察とはいえそれだけの理由であの有名人毛利小五郎を逮捕することができるのかという疑問まで浮かぶ



樹「とりあえずわかった。俺もできる限り調べてみる。後でまた詳しい状況教えてくれる?」



コナンとの電話を終えた俺は、恐らく周りの人もビックリするような真顔でバイクを走らせていた



…どうやら事態は思ったよりも深刻らしい



樹「さて、着いたよ______」

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作者名: | 作成日時:2022年5月29日 11時

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