390. ゼロの執行人 ページ40
【No side】
“犯人の復讐はまだ終わってない”
コナンが電話越しの樹にそう言った瞬間、スケボーに乗ったコナンと、愛車であるRX-7走らせる降谷の前方を走っていた車が突然停止した
そしてその止まった車に別の車が突っ込んだのだ
安室「IoTテロか!!」
更にその車に大型トラックが突っ込んで行き、その場は大事故状態になっていた
樹「その様子だと、IoTテロによって車が暴走して事故にでもなってるかな?
ならそのまま聞いて。
犯人の動機はわかってるよね?そして犯人は今…((コナン〔NAZUに不正アクセスして落とすつもりだ!〕その通り。
ちなみに俺が調べたところによれば、“はくちょう”が大気圏に突入するまで約1時間弱…」
景光「!まさか…!!」
コナンとの電話の様子を隣で聞いていた景光は、すぐさまスマホを取り出した
そして画面を操作する
その横で樹は、コナンと通話しているものとは別のスマホを操作していた
樹「…それと、“はくちょう”本体は大気圏で燃え尽きるらしい。けど、カプセルの落下地点が狂ってるらしくてね。まあ犯人の動機からすると、恐らく落下地点は…((?「宮ちゃん聞こえるか!?」…ごめんコナン、一瞬ミュートにするね」
景光「(何で萩原の声??)」
萩原の声が聞こえてきたのは、樹が左耳に着けているイヤホンからだった
右にスマホ、左にイヤホン…そして左手にもスマホ…異様な光景である
萩原〔宮ちゃんのことだから俺か陣平ちゃんのどっちかに盗聴器でも仕掛けてるんだろ!?どこに着いてるかは探す余裕ないけど、後でちゃんと話聞くからね!!?〕
萩原の言っていることは事実だったりするのだ
松田〔お前のことだからカプセルの落下地点が狂ってるのは知ってる前提で話すぜ?最新の落下地点予測データによれば、落下地点は((樹「警視庁」どこまで知ってんだお前は!?〕
萩原〔ちょっと陣平ちゃん!注目浴びたらどうすんの!〕
伊達〔もう遅いぞお前ら〕
だが盗聴器を仕掛けた場所がわからないので、パニック状態になった警視庁の中でただ何かに向かって叫んでいる異様な3人という光景が出来上がっているのだが
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作者名:湊 | 作成日時:2022年5月29日 11時