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210. 純黒の悪夢 ページ10

【No side】


とある女性がコツコツとヒールを鳴らしながら歩いていた



その女性が辿り着いた先は路地裏…そして、足を止めて後ろを振り返ってため息をついた



?1「(誰も追ってきてはいない…か…)」



安心したのも束の間



?2「こんなところで何を?」



足音もなく現れた男を見て、女は驚いた



?1「…いえ…あなたの方こそ何を?」



?2「これはこれは、









.









.









“アナウンサーの水無伶奈さん”じゃないですか…」



水無「…ええ…その通りですが…あなたはここで何を?」



?2「日売りテレビがすぐそこですもんね?そりゃ会えるわけだ」



噛み合わない会話



そして水無伶奈はこの男に違和感を覚えた



彼女は先程まで日売りテレビにいたが、テレビ局を出た所から誰かにつけられていると感じ、袋小路である路地裏に行ったのだ



だがこの男は足音も気配もなく現れた



この男が自分をつけていたのだとすれば、気付かれずにつけることだって可能だった筈なのだ



?2「まあ、ここに来るのはわかりましたよ。日売りテレビから出てくるとすれば、あなたなら後をつけている人物を捕まえるために袋小路に入る。ここならば誰も来ませんからね。
あ、そういえばご存知ですか?昨晩の事故、どうやら犯人は警察庁に忍び込んだ女性らしいですよ?」



水無「…一体何の話を……!!」



そこで気づいた



彼女はFBI捜査官の赤井からそのことを聞いていたわけだが、“何故この男がそんなことを知っているのか”



彼女は昨日のことは“報道されていない”ということを知っていたからだ



先程までの気配の消し方…辿り着く答えは一つ



水無「あなたまさか…!((?2「ということで…カチャッ))」っ…!“ギムレット”…!!」



ギムレット「大人しく着いてきてもらうぜ?キール」



ギムレットは拳銃を構えながらそう言った



全て理解するキール



赤井からの情報も踏まえると、“NOCであることがバレた”



だが今即刻殺さなかったことを考えると、現時点では“未確定”ということだ



いずれにしても、袋小路に入ったのではなく“誘い込まれた”ということ



キール「(正直なところギムレットはNOCだと思ってたけど…私を捕らえに来たということはNOCではない…?)」





ギムレット「(会話の最中に電話かかってきたっぽかったから切ったけど、多分原野さんだよな…?どうしたんだろ)」





______ベルモット〘連れてきてちょうだい。______キールを〙______

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(プロフ) - hutoさん» ありがとうございます頑張ります!そんな嬉しいお言葉を頂けるとは…(泣)これはテスト死ぬ程頑張らねば! (2021年10月9日 21時) (レス) id: ef148efd04 (このIDを非表示/違反報告)
huto(プロフ) - テスト頑張ってください!次の更新までpart1から見返します (2021年10月8日 20時) (レス) @page32 id: adbf76b9c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年8月15日 11時

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