【名探偵コナン】顔広すぎだよ、いくつの顔？ Part5

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【樹side】


園子「ウソ！？部屋が全部埋まってる！？じゃあ借りられないの！？」



店員「1時間待っていただければ空きますけど…」



貸しスタジオに到着するも、言われたことは上記のこと



園子「どうする？」



世良「またにするか？」



蘭「でもせっかく来たのに…」



ふと視線を移すと、地下に休憩所があるという看板が目に入った



樹「じゃあ地下にある休憩所で1時間くらい待ってる？」



安室「楽器を借りておけばコードや単音で曲の雰囲気ぐらいは教えられますしね…」



世良「へぇーアンタ…ベースもできるんだ…？」



安室「ええ…君の兄の友人より上手いかどうかは保証できかねますけどね…」



蘭「ところで園子はドラム叩けるの？」



園子「もち！私『ドラムの名人』得意だから！」



コナン「(ゲームかよ…)」


______


ヒロさん(兄の友人)に教わったと言ってドレミファソラシドと弾いてみせる世良



蘭「世良ちゃんすごーい！！」



園子「やるじゃん！」



世良「ただドレミを弾いただけだって…まあ、兄貴の友人に教わったのはこれくらいだけどね」



優しいよねぇヒロさんて



どういう経緯か知らないけど、恐らく当時中学生くらいであろう世良にドレミを教えてあげるとは



安室「ベースを教わったその男の顔…覚えてますか？」



世良「まあ…なんとなく…
どうしてわかったんだ？その友人が男だって…」



安室「まあ…なんとなく…」



そしてこの人は意味深だな



？「もー！皆気合い抜けすぎじゃないの！？
ライブまであと1週間しかないんだよ！？こんなんじゃ間に合わないって！！
唯子のベースはリズムとれてないし声も出てないじゃない！！」



唯子「昨夜飲みすぎちゃって…」



？「留海のキーボードはたまに音ズレてたよ！？ちゃんと爪切ってないでしょ！？」



留海「ゴメン…最近弾いてないから…」



？「萩江のドラムもいつものキレがないしさ！」



萩江「悪い…なんか眠くってさ…
まあ、染花のギターも走り過ぎ…イライラしてるって感じだな…」



染花「だからもう時間が…」



俺達の視線の先には、女性4人のドラムグループが…話から察するに本番が近いけど曲が完成していないんだろう



なんて考察をしている間に、染花さんという人は“ボタンが取れかけている”ということを指摘されており、その後休憩を挟むらしい会話が聞こえてきた



…大変だねぇ

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