205. 純黒の悪夢 ページ5
【樹side】
樹「______そっか…ありがとね、原野さん」
原野〔お前への情報提供なんて今に始まったことじゃねぇし…気にすんなよ。それにしてもお前、大丈夫か？〕
風呂から上がってベッドの上
このまま寝るなんてこと到底できない俺は、忙しいだろうなと思いながらも原野さんに電話をかけた
電話をすれば案の定ガヤガヤとした声が聞こえていたが、すぐに移動したのか静かになった
大方、大事故の処理にマスコミへの口止め、報告書の山に追われているんだろう
俺は俺にできることを存分にやるつもりだ
樹「大丈夫。それで運転手の方は？」
原野〔行方不明だ。NOCリストはあの女に…つまり、1秒でも早くあの女を捕まえなきゃなんねぇ。樹、あの女の居場所は知らねぇんだよな？〕
樹「流石に知ってたら言うよ。今回の件は俺達だけの問題じゃない…世界中がパニックに陥るかもしれないんだ。俺もハッキングで監視映像洗ってみる」
原野〔…警察である以上、“任せた”とは言えないが、とにかく無茶だけはするなよ〕
樹「うん、じゃあね原野さん。何かわかったら連絡よろしく」
電話を切った瞬間、俺はパソコンを開いてひたすらキーボードを叩いていった
キュラソーが…あの女が海に落ちたことで死ぬとは思えない
無傷とまではいかないかもしれないが、確実に生きているだろう
ﾋﾟﾘﾘﾘﾘｯ…ﾋﾟﾘﾘﾘﾘｯ…))
げ、ベルモット…
…ん？なんで“ギムレット”じゃなくて“高宮”に電話を…？
樹「もしもし、何か用？」
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ〔あなた、キュラソーの居場所は知ってるかしら？〕
樹「その言い方だと、キュラソーの身に何かあったってことは知ってるんだよね？俺も今探してるとこだよ。1秒でも早くNOCリストを手に入れないといけないからね」
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ〔あら、あなたそんなにNOCに執着する人だったかしら？まあいいわ。実はキュラソーの物と思われるジャケットを見つけたんだけど、その場所が東都水族館の近くなのよ。知ってるかしら？リニューアルしたばかりの〕
…東都水族館…！？
知ってるも何も…
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______そこ、明日仕事で行く予定だったんだけど
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湊(プロフ) - hutoさん» ありがとうございます頑張ります！そんな嬉しいお言葉を頂けるとは…（泣）これはテスト死ぬ程頑張らねば！ (2021年10月9日 21時) (
レス) id: ef148efd04 (このIDを非表示/違反報告)
huto(プロフ) - テスト頑張ってください！次の更新までpart1から見返します (2021年10月8日 20時) (レス) @page32 id: adbf76b9c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊 | 作成日時：2021年8月15日 11時
