218. 純黒の悪夢 ページ18
【コナンside】
キュラソーの持ち物には五色のカラーフィルムがあった
そしてその色はスポットライトの色と同じだった
昼間に発作を起こしたのがこのスポットライトの影響だとすると、もう一度この観覧車で同じ配色と濃度を見た時、NOCリストを思い出す…
記憶媒体はスマホなんかではなく、彼女自身の脳だということだ
そして記憶の扉が開かれるとすれば、ゴンドラが頂点に達した時!
今度こそ完璧に記憶が回復してしまう…!
時間がない…!!
【No side】
コナンが走り去り、完全に2人になった安室と高宮
安室はスマホで照らし、高宮はただ真剣に爆弾と向き合っていた
パチンッ…パチンッ…))
樹「(確か次は左側の…)」
安室「…」
ただひたすらに無言の時間が流れていた
まあ話すような空気ではないが
安室「…樹君、君は一体どこで爆発物処理を?」
樹「どこでって…独学?」
独学で学べる範疇なのだろうか
迷いも躊躇いもなくパチパチとコードを切断していく高宮を見て、安室は驚きと疑いの目を向けていた
樹「…視線が痛いんですけど。これで爆死したら安室さんの視線のせいですね」
安室「あ、ああ、すまない。…いや頼むから爆発させないでくれよ?」
樹「別にいいけど…ちょっと公安要素混じってきてない?赤井さんと戦ったからかな?」
“赤井”という言葉に眉を顰める安室を見て、高宮は内心笑っていた
樹「まあご安心を。危険物取扱者免許は取れるやつ全部持ってるので」
安室「(むしろ疑うだろう…!?君一応未成年だけど…!?)」
危険物取扱者試験には甲種、乙種、丙種の3種類があり、その内乙種と丙種は年齢制限なく受験可能だ
そのことは安室も勿論知っているが、それでも“取れるもの全て”を取得しているらしい高宮にはやはり驚く
その資格を持っているからといって爆弾解体が容易にできる筈もないのだが
というかそれで爆弾処理が簡単にできてしまっては爆発物処理班の仕事がなくなりそうだ
安室「(…まあ、君だもんな…)」
と、思ってしまう安室も安室である
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湊(プロフ) - hutoさん» ありがとうございます頑張ります!そんな嬉しいお言葉を頂けるとは…(泣)これはテスト死ぬ程頑張らねば! (2021年10月9日 21時) (レス) id: ef148efd04 (このIDを非表示/違反報告)
huto(プロフ) - テスト頑張ってください!次の更新までpart1から見返します (2021年10月8日 20時) (レス) @page32 id: adbf76b9c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:湊 | 作成日時:2021年8月15日 11時