157. 天空の難破船 ページ7
【野原(樹)side】
あ、これ美味
流石次郎吉おじさん…きっとシェフもスゴイ人呼んでるんだろうなって感じだ
本来ならばキャビンで美味しくゆっくりとこれを味わう…筈なのだが
中森「お前ら、急いで食えよ!」
刑事達「「はい!!」」
という中森警部の一言で、じっくり味わえずに食道を通っている料理達
「「ごちそうさまでした〜!」」
だが、俺達よりも先に食べ終わったのは子供達だった
光彦「じゃあ僕達、部屋でトランプしますのでお先に〜!」
そう言って走って行ってしまった
なんかやりたいこと理解できた…かも?
あんまよろしくないけど、ここで止めるのもなぁ…
ウエイトレス「ふわ…クシュン!」
ウエイトレスさんがくしゃみをし、それが元太君にかかってしまった
そんな光景を眺めていると、次郎吉おじさんの電話が鳴る
非通知…?
次郎吉「…ん?誰じゃ、一体…ピッ))
もしもし…」
〔飛行船の喫煙室に殺人バクテリアをばら撒いた…〕
次郎吉「!?何をたわけたことを!」
〔左側のソファーの下を見てみろ…〕
次郎吉「おい、待て!」
その声も聞かず、電話が切れる音がする
野原(樹)「警部」
中森「ああ」
俺と中森警部ともう1人の刑事、次郎吉おじさんで喫煙室へと向かった
…っとその前に…一応キャビンに盗聴器仕掛けとこ
______
俺と中森警部はガスマスクをつけて、喫煙室の左側のソファーの下を覗いた
そこには…
野原(樹)「このアンプルはまさか…!」
______
ソファーの下にあったアンプルには猫が描かれていた
そしてこのアンプルは間違いなく、赤いシャム猫が落としていったもの…
駐車場で発見されたアンプルは、恐らく“あえて”落としてあったんだろう…喫煙室のアンプルが本物かどうかを確認させるために…
野原(樹)「警部、俺は船内を捜索してきます。何かあったら電話で」
まぁ電話じゃなくて盗聴器でなんとかなるんだけども
元太君達は恐らくトランプをしているんじゃない…もしいたら話さないとな…
ザーザー…
耳につけたインカムから音が聞こえてきた
キャビンに仕掛けた盗聴器だろう
〔うわぁー…!!〕
するといきなり聞こえてきたのは…藤岡というルポライターの叫び声
その後もう一つ聞こえた悲鳴は、恐らくウエイトレスさんだ
聞こえてくる話の内容からして…
野原(樹)「もう感染者が出たのかよ…!!」
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湊(プロフ) - 黒兎さん» そんなこと言ってくださって感謝感激です!ありがとうございます! (2022年3月21日 17時) (レス) @page50 id: ef148efd04 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - 俺の最大の謎はこの小説が面白すぎることやな。 (2022年3月21日 15時) (レス) @page1 id: c6ec7f1a3c (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 続き楽しみに待ってます〜〜長野〜〜コウメイさんが来るの〜〜 (2021年7月4日 19時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - なえさん» ありがとうございます!頑張って更新します! (2021年5月4日 21時) (レス) id: ef148efd04 (このIDを非表示/違反報告)
なえ - 何か誤字った(^_^;)『更新楽しみにしてます!!』です。 (2021年4月30日 15時) (レス) id: 6b7be41b16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:湊 | 作成日時:2021年1月27日 11時