【名探偵コナン】顔広すぎだよ、いくつの顔？ Part4

155. 天空の難破船 ページ5

【野原(樹)side】


あーどうしよ、なんて答えようかな…



いやね、ゼロさん達が俺の正体を探ってるってことは原野さん伝いに聞いてるけど、どう情報を開示していいから知らないよ？俺



とは言ったものの俺のことなんだけども



野原「えっと…やはり情報が何一つ手に入らないです。直接探りを入れた方が得策かと…」



降谷〔お前程の情報収集能力を持った人間が調べてそうならば、直接探りを入れた方がいいかもしれないな…
…これはあくまでも俺の予想だが…彼は組織の一員ではないかと疑っている〕



おおっとマジか、いや当たりだけども



もうそこまで疑い始めちゃってんのね…



原野さんだし、ここはオーバーに驚いておこう



野原「！彼が組織の…！？」



降谷〔あくまでも疑いの段階だ。けど…それなら彼の行動には全て納得がいくだろう。頭脳、身体能力、容姿、ベルモットの知人…どれをとっても怪しむ要素はある〕



んーどうしようかな…



味方だったらバレても…とか思ったけど、ダメだわ



普通にダメだ、俺が消されちゃうや



けどゼロさん、俺の“秘密”にまでは辿り着いてないでしょ？



というか辿り着ける筈がないんだけどね、今のところ



“高宮樹に直接探りを入れる”という結論を出して電話は終わった



だってあんまり原野さんに負担かけるわけにはいかないからね…俺のことなわけだし



俺が通話を終了する頃には既に宝石の見学は終わったようで、警部含め全員が戻るようだった



くそ…あんま確認できなかったけど、とりあえずあのショーケースは指紋認証＆暗証番号付でいろんな仕掛けがあるみたいだな…



中森「野原！下で作戦の練り直しをするぞ！」



野原(樹)「はい！」



刑事って思ってたより楽しいかも



警察やるのも一つの手…いや、ダメダメ



俺は警察になれるような人間じゃなかったな…



それに、“警察だって意味ない”んだから

156. 天空の難破船→←154. 天空の難破船

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す