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174. ページ24

【景光side】


樹に説教をした後、とりあえず樹を風呂に押し込んだ



そして俺は原野さんと話を再開する



…とは言ってもほとんど樹に関する話だが



景光「にしても原野さんが警部とはな、俺が死んでる間に色々変わってるもんだな」



原野「変わったのは階級だけ、他はなーんも変わってねぇよ…特に仕事内容はな」



この人がよく任せられる仕事は、前線に出て捜査というよりは裏で情報をかき集めたり作戦を立てて指示を出したりすることだ



少なくとも俺がいた頃は警視庁公安部の中で一番情報収集に長けていたと思うし、樹に情報収集のコツ等を教えたのも恐らくこの人



ちなみにこの人は30歳超えており、俺より全然歳上だ、5年くらい



将来はイケオジだろう



景光「…なぁ、聞こうと思ってたんだけど」



原野「なんだ?改まって」



ずっと聞きたかったんだ



けど聞くタイミングなんてなかった



だから今…樹が風呂に入っていて絶対に聞こえないこの時に聞くしかないと思った



俳優、モデルとして人前に立つアイツは、風呂の時間をかなり大切にしている



アイツの中の優先順位としてかなり高めに位置する風呂に入っている間ならば…まだ猶予はある______



景光「なんであなたは









.









.








.









.









______“遺言の前”から樹に協力している?」



原野「!」



樹に手を貸しているのは頼まれたからだと言っていた…が、それだけとは思えない



それだけでこんなに世話を焼くもんかよ…バレたら命に関わるってのに



景光「それから…あなたの能力であればもっと早くに警部に昇進し、なんなら今警視が目の前になっていたであろうレベルだ。なのになんでこんなに昇進が遅いんだ?昇進したのはつい最近だろ?」



俺には…“あえて自分から昇進を止めている”としか思えなかった



だがそうする理由は俺には想像がつかなかったし、何よりいつも見せている姿は“本物”ではない気がしたのだ



変装してるとかそういうんじゃない



彼の周りには、たまに嘘のオーラのようなものが纏っている



ならば彼が嘘ついているのはなんのことなのか、それが気になったから聞いてみたのだ



『言えない』と言われればそこから先は聞かない…何故なら、彼が所属する公安という組織については俺もよく知っているから



けど樹が関係しているならばそうもいかない



1%でも聞ける可能性があるなら…それが樹のためになるかもしれないのなら、その1%にかけてもいいだろうと思った

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(プロフ) - 黒兎さん» そんなこと言ってくださって感謝感激です!ありがとうございます! (2022年3月21日 17時) (レス) @page50 id: ef148efd04 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - 俺の最大の謎はこの小説が面白すぎることやな。 (2022年3月21日 15時) (レス) @page1 id: c6ec7f1a3c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続き楽しみに待ってます〜〜長野〜〜コウメイさんが来るの〜〜 (2021年7月4日 19時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - なえさん» ありがとうございます!頑張って更新します! (2021年5月4日 21時) (レス) id: ef148efd04 (このIDを非表示/違反報告)
なえ - 何か誤字った(^_^;)『更新楽しみにしてます!!』です。 (2021年4月30日 15時) (レス) id: 6b7be41b16 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年1月27日 11時

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