【名探偵コナン】顔広すぎだよ、いくつの顔？ Part4

165. 天空の難破船 ページ15

【コナンside】


なんとか飛行船に戻ることができ、俺は再び仕掛けられているであろう爆弾を探していた



ﾄﾝｯ))



コナン「ﾋﾞｸｯ))…野原刑事…！？」



走っていると突然肩を掴まれた



この人やっぱまだ飛行船内部に潜んでたか…



野原(樹)「やあ。悪いなさっきは助けに行かなくて」



コナン「ううん！だって大人がいたら殺されちゃう可能性はもっと高かったでしょ？落とされたのは僕だけでまだ生きてるし大丈夫！」



少し驚いたような表情をした野原刑事だが、2秒も経たないうちに通常の表情に戻っていた



野原(樹)「君が今探しているであろう爆弾は、俺が既に解除したぜ。それと今戻ってきた君に新情報だ。犯人がネットに飛行船のことバラして、今大阪中がパニックになってる」



コナン「ネットに情報を！？」



野原刑事の話では、駅は人でごった返し、どこの道路も大渋滞



銀行員や警備員に至るまで全員が避難させられているらしい



野原(樹)「これはキャビンやその他に仕掛けた盗聴器から拾った情報だけど、外に出れば面白いものが見れるかもな」



コナン「面白いもの…？」



俺はその言葉通りに天井を開けて顔を出した



すると視界に映るのは白い煙…発煙筒だ



キッド「この山を越えれば奈良だ…飛行船が煙吐いてるんで、奈良の人達はぶったまげるだろうな」



コナン「！キッド…」



煙の間から現れたキッドに、犯人がネットに飛行船のことを流したということを話した



すると一瞬驚きはしたものの、そのまま前を向いて口を開いた



キッド「まあ、奈良がそうなったとしたら…泥棒にとっちゃ大ラッキーだけどな」



コナン「バーロ！人がいなくなっても、今はどこでもセキュリティが…」



ここまで言って気づいた



奈良ということは…





野原(樹)「見えたかい？名探偵君」



船内に戻ると、天井から上がらずに通路を見張っていた野原刑事は腕を組んでこちらを見ていた



野原(樹)「君の推理通りであっている筈だ。さて、これから君はどうする？」



コナン「関西にいる高校生探偵に話して守ってもらうよ。他に案、ある？」



野原(樹)「予想通りだ、それ以外に案はない。服部君に電話をしたら伝えといてくれ。『奈良県警には連絡してある』ってね」



コナン「奈良県警…って、読んでたの！？この事」



てか服部って予測もされてるし…マジでこの人スゲェな…

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