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【樹side】
消防艇の到着により、俺達は撤収を余儀なくされた
まあどうせ赤井さんの策でキャメル捜査官は生きているだろうし、消防艇が来なくとも俺がこっそり近くに銃弾打ち込んで撤退させるつもりだったけど
帰り際、キールが何か言いたそうな顔をしていたが俺はそそくさと帰宅した
樹「ただいまー」
ちなみに宮原名義の方に帰ってきた
ヒロさん今日の夜いないって言ってたし
この足で風呂でも沸かしに行こうと浴室に方向転換したその瞬間
ﾋﾟﾘﾘﾘﾘｯ…ﾋﾟﾘﾘﾘﾘｯ…))
着信音に足を止められた
樹「ﾋﾟｯ！))
もしもし？今日は本当にお疲れ様だったね。
.
.
.
.
______赤井さん」
赤井〔その言い方、俺が電話をかけるのをわかっていたようだな。一応言っておくが、今俺の周りには誰もいない…盗聴器の類もないぞ〕
樹「ははっ、それはご丁寧にどうも。絶対かけてくると思ってたよ。キャメル捜査官は無事だった？」
赤井〔どうせ死んでいる筈がないと思っていたんだろう？〕
当然である
樹「最初に見た時には被ってなかったハンチング帽を被って俺達の前に現れたし、暗闇で見えにくかったけど身体が少し分厚くなっていた上にちょっと尖ってた…走りにくそうだったしね」
カフェに入る前に観光案内所に行った形跡があったから、恐らくそこからコピー用紙を二束程拝借して背中に固定し、防弾チョッキ代わりにしたんだろう
その上と胸部分に血ノリを貼り付け、赤井さんがキャンティと同じタイミングで胸の血ノリを撃ち抜いて破裂させれば、あたかもキャンティに撃たれたように見えるというわけだ
樹「赤井さんのニット帽と同じで、多分ハンチング帽は阿笠博士の発明品…血ノリが吹き出る仕掛けでもしてあったんだろうし、そのハンチング帽を被って顔を見えづらくしていたようだからすぐにわかったよ」
あの状況では、キャメル捜査官を死んだと思わせた上に俺達を撤退させるということが最優先だっただろうし
赤井〔流石だな…全て君の言った通りだ〕
樹「まあ赤井さんならこの策を選ぶだろうと思ったし…どうせコナンもその場にいたんでしょ？」
思考回路と思考スピード的に
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湊(プロフ) - 狐の鈴さん» ありがとうございます！頑張ります！٩( 'ω' )و (12月8日 8時) (
レス) id: 47a9add133 (このIDを非表示/違反報告)
狐の鈴 - 今回もとても面白かったです!!これからも体調に気を付けて頑張って下さい!! (12月7日 13時) (レス) id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊 | 作成日時：2023年11月26日 16時
