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【No side】
ジン達が少しずつキャメルに近づいていく…その時、キャメルは足に力を入れた
ﾀﾞｯ))
ｳｫｯｶ「に、逃げやがった！」
ｷｬﾝﾃｨ「撃つよ！」
ｷｰﾙ「いつも通り頭を…」
もし本当にキャメルを殺すことを余儀なくされた場合、コルンがキャメルを覚えている可能性がある以上狙うのは顔…赤井にそう話した通り、キールは頭に照準を合わせようとする
ｼﾞﾝ「いや、背中だ…心臓を狙え！」
ｷｰﾙ「(え…)」
ｷｬﾝﾃｨ「あいよ！」
ﾄﾞｼｭｯ！))
キャンティが返事をしたすぐ後、銃弾が空を切り、キャメルの背中に貫通する
撃たれた所は勿論、吐血したキャメルは海へと落下した
ｷﾞﾑﾚｯﾄ「…」
ｳｫｯｶ「兄貴…どうしやす？潜って死体を引き上げやすかい？」
ｼﾞﾝ「ああ…勿論。こいつで確実に殺した後にな」
ジンが手にしていたのは手榴弾だった
ｼﾞﾝ「奴が海に逃げた時用に引っ張り出して来たんだがな…」
ｷｰﾙ「それ…どうするの？」
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「海に投げるのよ！」
手榴弾が水中で爆発した場合、地上の時とは違い圧力波が肺や内臓を押し潰し、周辺生物の命を完全に断つことができるのだ
地上の場合は逃げ方次第では生き延びることも可能である
ｷｬﾝﾃｨ「ダイナマイト漁の要領だねぇ！」
ｼﾞﾝ「ああ…どんな
そう言ったジンが手榴弾を投げると、それは海に落下する前に爆発したのだ
ｼﾞﾝ「(な…何！？)」
そして足元に撃ち込まれる弾丸に、ライフルを持っているキャンティとコルンは狙われた方向に銃を向ける
ｷﾞﾑﾚｯﾄ「なみかぜ公園の辺りから誰かに狙われてるぞ」
と、スコープもないのに感覚で場所を当てたギムレットにツッコむ余裕は誰にもなかった
ｳｫｯｶ「だったら1300ヤードは離れている筈…」
ｷｰﾙ「そこから撃って投げた手榴弾に当てたって言うの？」
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「フン、赤井じゃあるまいし…闇雲に撃った弾が偶然当たっただけ…」
と、ベルモットが言い切る前にキールが被っていた帽子が吹き飛んだ
勿論風で飛んだわけではない…狙って撃たれて飛ばされたのだ
ｷﾞﾑﾚｯﾄ「偶然…とは思えねぇな」
ｳｫｯｶ「ど、どうしやす？さっき撃ったFBIの死体…」
ｼﾞﾝ「逃すわけねぇだろ…潜って死体を見つけ桟橋の陰から引き上げれば…」
ｷﾞﾑﾚｯﾄ「いや…撤収するのが身のためだ」
ギムレットの視線の先には、消防艇がすぐ側まで近づいて来ていた
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湊(プロフ) - 狐の鈴さん» ありがとうございます！頑張ります！٩( 'ω' )و (12月8日 8時) (
レス) id: 47a9add133 (このIDを非表示/違反報告)
狐の鈴 - 今回もとても面白かったです!!これからも体調に気を付けて頑張って下さい!! (12月7日 13時) (レス) id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊 | 作成日時：2023年11月26日 16時
