検索窓
今日:70 hit、昨日:63 hit、合計:21,553 hit

481. ページ31

【No side】


キャンティ「フン!FBIの野郎もザマァないねぇ!」



キャメルが車ごと落ちた場所の前で、黒の組織の幹部が集結する



コルン「俺…今の奴…どこかで見た気がする…」



キール「本当なの?コルン」



コルン「ああ…もう一度顔を見たら思い出す…」



キール「そう…」



ジン「そいつは面白い…ならば是が非でも今のFBIの骸を探し出し、その死に顔を拝ませてもらおうか…」



ギムレット「…」



ギムレットは無言で水面を見つめていた


______


キール「どう思う?」



ギムレット「何がだよ?」



キール「さっきのFBIの話よ」



一度退散するため、キールは来た時同様ギムレットのバイクの後ろに乗っていた



ギムレット「さっき別働隊に潜って確認させたらしいが、車の中にドライバーはいなかったそうだ…つまりまだ生きてるってことだ。どこかの島にでも泳ぎ着いてるかもな」



そこまで言うとギムレットはマイクをオフにした



それを見て、キールも自分のマイクをオフに切り替える



ギムレット「流石、察しが良くて助かるよ。
キャメル捜査官は多分、どこかの島か海堡に泳ぎ着いてる。キールが撃った弾で怪我をしていることやキャメル捜査官の体力、この時期や時間帯の東京湾の海流とかから考えて、泳ぎ着くとすれば第一海堡か第二海堡、海猿島とかが有力かな」



キール「そうなの…」



もはやそれ以外の返答は出てこなかった



キール「…助かったわ。あなたが右肩を狙えと言ってくれなかったら、撃ち場所を迷って殺してしまう危険だってあった…」



そもそも銃を撃っている時点で殺してしまう危険は十分にあるのだが



ギムレット「FBIとは協力関係なんでしょ?大方、杯戸中央病院で匿われてた一件の時とかだろうけど。そんな内の1人を殺すなんてしたくないだろうしね」



キール「…本当になんでも知ってるのね…あなたが味方だとわかって、正直ホッとしたわ。でも、コルンが彼の顔を覚えているみたいだったでしょ?だから次は…」



思わず言葉が小さくなっていくのに気づいていたのは、樹1人だった…キール自身は気づかなかったのだ



ギムレット「そうなれば、迷わず顔を狙うべきだよ」



キール「!」



ギムレット「そこで躊躇ったらダメだ」



キール「…そうね((ギムレット「けど安心して」



ギムレット「そんな結末には絶対にさせない」



ギムレット…いや、樹の真っ直ぐとした瞳を見て、キールは今までとは別の恐怖を感じたのだった

482.→←480.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1051人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 狐の鈴さん» ありがとうございます!頑張ります!٩( 'ω' )و (12月8日 8時) (レス) id: 47a9add133 (このIDを非表示/違反報告)
狐の鈴 - 今回もとても面白かったです!!これからも体調に気を付けて頑張って下さい!! (12月7日 13時) (レス) id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2023年11月26日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。