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454. 紺青の拳 ページ4

【No side】


バァンッ!))



南城「!!」



銃声と共に、地面に鮮血が飛び散った



「ぐあっ!?」



______そして、聞こえたのは海賊の苦しげな声



コナン「!あの人って…」





樹「来てくれると思ってたよ。









原野さん」



肩を撃ち抜かれた海賊の後ろにいたのは、銃を構えた原野だった



原野「何が“来てくれると思った”だよ?突然消えたと思ったらプールに逆戻りしやがって…」



「なっ、何だお前…!!」



海賊が一斉に銃を原野に向ける



原野「おいおい、警戒すべきは俺じゃねぇぞ」



次の瞬間



「ガハッ!?」



「ぐっ!?」



「うわぁっ!?」



樹と南城に背を向けてしまった海賊は、樹により全員気絶させられてしまったのだった



コナン「…す、すげぇ…」



あまりの速さに、助けに来た筈のコナンもその場で立ち止まっている



だが、ミナミがフラっと倒れたのが見えたので、樹の方に走って行く



コナン「樹兄ちゃん!」



樹「コナン…ああ、ミナミは無事だよ。ただ気が抜けて気絶しちゃっただけ」



樹はそう言いながら南城を支えている



ただ気絶しただけだと聞いたコナンはホッと息を吐くと、そのまま原野に視線を向ける



コナン「…あれ、確か…飛行船に乗ってた野原刑事…?」



野原というのは、原野が外で使う偽名である



原野「え、あ、ああ…」



だが、コナンが野原と会った飛行船に乗っていたのは、原野に変装した樹である



よって、原野はコナンのことを樹から聞いた情報以上には知らないわけで



コナン「(なんか前会った時と雰囲気違うような…)」



と、疑念を抱かれているのであった



コナン「(待てよ…さっきチラッと“原野”って聞こえたな…しかも、この人の所属先は公安で、確かIoTテロの時に安室さんが言ってたな。

______安室「樹君…“君は原野の協力者”だ…そうだろう?」______

ってことは…!)」



コナンは全てを理解した



飛行船では野原と名乗っていたが、この男の本名は原野で、公安所属で樹とは協力者関係…



そう考えると、飛行船で疑問を抱かずにコナンを助けてくれたのも納得がいくのだ

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(プロフ) - 狐の鈴さん» ありがとうございます!頑張ります!٩( 'ω' )و (12月8日 8時) (レス) id: 47a9add133 (このIDを非表示/違反報告)
狐の鈴 - 今回もとても面白かったです!!これからも体調に気を付けて頑張って下さい!! (12月7日 13時) (レス) id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年11月26日 16時

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