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478. ページ28

【No side】


キール「で、でも私がCIAだというのは…((ギムレット「“私達の功績は日の目を見ることはないけど、失敗はすぐに知れ渡ってしまうんだから”…」!!」



その言葉は、キールにとっては何度も何度も聞き続けてきた言葉だった



ギムレット「昔、言ってたよな。俺が知らないとでも思ったか?この言葉はCIAの常套文句…俺の前でこの言葉を発した自分を責めるんだな」



逃げ道はないと悟ったキールは、自分の懐に隠してある拳銃に手を近づける



バイクに2ケツしているこの状況で、ギムレットはハンドル操作で両手が塞がっているのに対し、自分はギムレットの腹に手を回しているだけで実質フリーの状態だ



この状況ならば、組織の中でも恐れられるギムレットを簡単に葬れる…マイクの音も切ってある以上、ジン達に状況を知られることはない



一瞬でそう考えたキールの手が、いよいよ拳銃を掴もうとしたその時だった



ギムレット「…









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______と、言いたいところだが、残念ながら先に(・・)お前の正体に気付いたのは俺じゃなくグレーンだ」



キール「!!」



予想外にも程がある懐かしい人物の名前に、キールは目を見開き拳銃に伸ばした手を止めた



ギムレット「それから言っておくが、俺はお前の素性を組織にバラすつもりもないし、そもそも俺は組織側の人間じゃない」



キール「…それを信じろというの?」



発したキールの声は少し震えていた



今、自分の命はギムレットの手により生と死の瀬戸際にあるのだから当然だ



ギムレット「まあ信じる信じないは置いておいて、これは紛れもない事実。どうせなら証拠を出そうか?」



キール「証拠…?」



ギムレット「ああ。キール…お前、知ってたんだろ?









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______“グレーンが公安警察だ”って」



今日何度目かという程目を見開いているキール



そんな彼女を横目でチラリと見てクスリと笑ったギムレットは、前を向いて話を続ける



ギムレット「グレーンはお前が発したCIAの常套文句から、お前がCIAの一員であるということに気付き、自分の所属を打ち明け、お前の組織での地位を確立させるためにサポートをした。グレーンが死ぬ3年前…つまり、キールがコードネームを貰う前から何度か組んでいたって聞いてたしな」



ギムレットから発される言葉は、全てが事実だった

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(プロフ) - 狐の鈴さん» ありがとうございます!頑張ります!٩( 'ω' )و (12月8日 8時) (レス) id: 47a9add133 (このIDを非表示/違反報告)
狐の鈴 - 今回もとても面白かったです!!これからも体調に気を付けて頑張って下さい!! (12月7日 13時) (レス) id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年11月26日 16時

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