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【No side】
ｷｰﾙ「どこへ行くつもりなの？」
ｷﾞﾑﾚｯﾄ「海ボタルを抜けた先で待ち伏せする」
ｷｰﾙ「海ボタル？」
ｷﾞﾑﾚｯﾄ「ああ…おそらく千葉方面に逃げようとするだろうからな」
キャンティのバイパーとジンのポルシェに追いかけられている現状ではそんなこと想像もつかないのが普通だろうが、ギムレットは言い切った…今までも何度もこのようなことがあったために、キールはもう何も言わなかった
ｷﾞﾑﾚｯﾄ「それより…ちょっとインカム貸してくれ。俺のインカム、調子が悪いらしい」
ｷｰﾙ「ええ…いいわよ」
キールが耳からインカムを外し運転中のギムレットの横に差し出すと、受け取ったギムレットはインカムを装着せず、マイクをオフに切り替えた
ｷｰﾙ「！何を…！」
驚くキールをよそに、ギムレットは自身のインカムのマイクもオフにする
ｷﾞﾑﾚｯﾄ「さてと…ようやく気を抜いて話せるな」
ｷｰﾙ「ひょっとして、さっきあなたが言っていた私に確認したいこと…かしら？でもそれなら、わざわざマイクを切る必要はないんじゃない？」
ｷﾞﾑﾚｯﾄ「俺は別にあのままの状態でもいいぜ？だが…困るのはキール、お前自身だろ」
ｷｰﾙ「…どういうことかしら？」
嫌な予感が拭えず、キールの声のトーンが下がり冷や汗が流れた
ｷﾞﾑﾚｯﾄ「ここでジン達に会話を聞かれれば、CIAの任務を完遂することなくあの世に飛ばされるわけだもんな」
ｷｰﾙ「！？」
嫌な予感がしていたとはいえ、突然のことで理解するのに半拍要したが、ギムレットの口から飛び出したのはつまり、“お前はCIAだろ？”ということだ
ｷｰﾙ「ギムレット…あなた、私がNOCだと言いたいの？」
ｷﾞﾑﾚｯﾄ「そう言ったつもりだが？」
ｷｰﾙ「キュラソーの一件で、私がNOCだというのは間違いだったと確認できたんじゃないのかしら？」
ｷﾞﾑﾚｯﾄ「何言ってんだ、キュラソーの一件よりも前から、俺はお前がNOCだと確信していたさ」
ｷｰﾙ「っ！？」
思わず何も言葉を発せなくなってしまう程、キールの頭の中ではどう切り抜けようかという考えで混乱していた
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湊(プロフ) - 狐の鈴さん» ありがとうございます！頑張ります！٩( 'ω' )و (12月8日 8時) (
レス) id: 47a9add133 (このIDを非表示/違反報告)
狐の鈴 - 今回もとても面白かったです!!これからも体調に気を付けて頑張って下さい!! (12月7日 13時) (レス) id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊 | 作成日時：2023年11月26日 16時
