【名探偵コナン】顔広すぎだよ、いくつの顔？ Part10

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【樹side】


勝又「あーこれスタードーナツだ！」



瓜生「お店どこにあるんですか？」



太閤名人が持っている紙袋に気付いた2人を横目に由美さんの方を見れば、般若の顔をしているではないか



そして太閤名人、それに気付かず



秀吉「すぐそこだよ！」



由美「私が雑誌で見つけて場所知ってたからね」



秀吉「そうそう由美タンが…って、由美タン！？」



思わず吹き出しそうになったのを堪えた



コナンにジト目で見られているが気付かないフリだ


______


結局由美さんとコナンも連れ、目的地であるマンションに向かう



途中、将棋の勉強会のために集まっていると話しながら



コナン「そういえば、なんで樹兄ちゃんもいるの？」



樹「趣味」



コナン「ああ…」



その一言で察したコナンと、何のことかわからないからか首を傾げる由美さんを横目に、目的地であるマンションを発見



中に入れば、勉強会のメンバーの1人であるという男の人がオートロックの機械の前にいた



菱沼「僕、名人にいつもお世話になってる菱沼浩輔です！」



瓜生「彼は太閤名人の大ファン！」



勝又「その寝癖も名人にあやかってるんだよね？」



と、ナチュラルな寝癖である筈の太閤名人とお揃い(？)の跳ね方をしている髪



そんな菱沼さんは右手にコーヒーカップを持っていた



全員が色々買って持ち寄るって感じね、理解



勝又さんはパン屋の袋を持っているし、瓜生さんはアイスを買ってきているようだ



樹「それで、部屋の中に入らないんですか？」



菱沼「それが…さっきから部屋番号を押してるんだけど、源田さんの反応がなくてね」



コナン「源田さんって？」



秀吉「源田安清っていう棋士で、部屋で待ってるもう1人の勉強会の参加者だよ！」



棋士って言えば…八百長疑惑で失踪中だった錦戸って人が遺体で発見され、その遺体の側に放置されていた将棋盤の足が1つ切り取られてたとかってニュースでやってたな



コナン「樹兄ちゃん！水菜さんが部屋の合鍵持ってるからそれで入るって！」



樹「あ、そうなの了解」



気になるのはやはりその情報…わざわざ切り取ったってことは、犯人にはそうする理由があった筈



菱沼「あ…鍵開いてるよ…ったく鍵ぐらい掛けといてくださいよ！源田さん？どこですかー？」



…まあ、経験上一番あり得るかつ面倒なのは…



菱沼「げ、源田さん！？」



勝又「ウソ！？」



樹「ﾎﾞｿｯ連続殺人(これ)だよなぁ…」



目の前には、既に亡くなっている源田さんと、脚が２つ切り取られた将棋盤があった

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