【名探偵コナン】顔広すぎだよ、いくつの顔？ Part1

008. ページ8

【コナンside】


井塚さんも宮原さんも、軽く部屋を片付けるために部屋の中に入った



これから凶器を探す



本来ならば部屋になんて戻せないが、身体検査の後どうしてもということだった



小五郎「にしてもやはり犯人は宮原じゃないでしょうか…あんなに頑なに職業を言わないなんて…」



結局変装も解かなかったしな…



いつもなら癖とかで少しはわかるけど、宮原さんはそういうのを隠すのが上手そうだった



頭の回転といい…



佐藤「にしてもあの人…やっぱりどこかで見たことがある気がするのよね…」



蘭「あ、佐藤刑事もですか？私もどこかで見たことがあって…」



高木「僕も声だけは聞き覚えが…」



目暮「確かに…」



やはり警察関係者か…？



蘭が知っているということは、俺と関わった事件で会っているのかもしれない…



宮原「一応言っておくと」



すると宮原さんが部屋から出てきた



宮原「さっきのはただの例えで、俺は警察関係者じゃないですよ」



目暮「そうですか…
それでは先に宮原さんの部屋を…((宮原「待ってください」



宮原「先に…“被害者の部屋”を見せてもらってもいいですか？」



「「！！？」」



小五郎「ダメに決まってんだろ！」



宮原「でも捜査に協力するって言ったのは俺だし…」



目暮「だがなぁ…」



小五郎「警部！捜査に協力するのは探偵の俺一人で充分…((宮原「なら、これでどうでしょう？」



その言葉に宮原さんに視線が向く



宮原「携帯で依頼を取っている“探偵”の宮原玲です。そちらの探偵さんがオーケーなら、俺がダメな理由はないと思いますが？」



探偵だと！？



小五郎「そんな素人上がりの探偵に…」



いや、この人が探偵と言うなら恐らく素人じゃない…殺人現場に全く臆せず“見せてくれ”という辺り…



コナン「もしかして学生時代から続けてるっていうお仕事？」



宮原「そうだよ、中学の時から」



小五郎「中学の時から探偵たぁ訳ありか？」



ダメだ…このおっちゃん完全に宮原さんが犯人だと思ってる…



でも宮原さんの声を聞いたことがあるのが、その探偵業で会ったからだとしたら…



けどな…“宮原”って名前の人…俺の知り合いにはいねぇし…



いやでもなんか聞き覚えあるんだよな…



宮原「まぁ訳ありと言えば訳ありですかね。とは言っても中学の時からも、探偵は副業なんですけどね」



“探偵が副業”…

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