【名探偵コナン】顔広すぎだよ、いくつの顔？ Part1

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【樹side】


荷物持ちに呼ばれた筈なんだ



めっちゃ雑用をイメージしてたんだ



けど…



樹「なんでシャロンも荷物沢山持ってるのかな？」



俺もいくつか持ってるけど…なんなら来た意味なくね？って感じ



ｼｬﾛﾝ「いいじゃない、有名なあなたとショッピングよ」



いやね、大女優に言われてもねー



俺まだ俳優とまではいかないよ？



主役は一回あるけどもどちらかと言えばまだモデル側だし



ていうかその“一回”の主役は本当の主役が怪我したからなんだけどね



見つかったらもはやSNS大炎上とかいうレベルじゃないよね、報道陣押し寄せてくるよ



ｼｬﾛﾝ「というかあなた、筋肉ある割には細すぎるんじゃない？余分な脂肪がないんでしょうけど」



樹「嬉しいお言葉。ありがとう」



鍛えてるんだけどね、まあ嬉しいことだからいいよ



サッカーと空手やってたんだけどねぇ…



ｼｬﾛﾝ「次そこの店入ってもいいかしら？」



樹「はーい」


______


大分時間は経って夕方



久々にこんなに出歩いたかも、買い物で



ｼｬﾛﾝ「悪かったわね、こんな時間まで付き合わせて」



樹「大丈夫。それより迎えは？」



ｼｬﾛﾝ「来る筈よ」



シャロンがそう言うと、目の前に白いRX-7が停まった



あれってバーボンの車だよね？



俺今日全然変装してないよね？



公安相手って俺完全にバレるよね？



今バーボンってポアロでバイトしてるんでしょ？



ポアロ好きだから行きたいよね、完全に会うよね？



そして俺の隣にいるのベルモットだよね？



あれ？俺ヤバイ？(ここまで0.5秒)



けど俺が荷物手に持ってるし、車の方まで行かなきゃだよね？



まあいいや、丁度いいから探りを入れよう



俺とシャロンは車の方に近づいていく



樹「後ろに乗せればいい？」



ｼｬﾛﾝ「ええ、ありがとう」



バーボンが後部座席のドアを開けてくれたので、そこに荷物を入れる



シャロンは既に車の中、自由人かよ



樹「これで全部ですかね」



ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「ありがとうございm…！？」



あ、俺の顔見て気づいたかな？



“あのレストランのバイトやってた探偵だ”って



俺の目を見ながら少しの沈黙が訪れると、バーボンは口を開いた

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