【名探偵コナン】顔広すぎだよ、いくつの顔？ Part1

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【樹side】


伴場「お、おかしいじゃねぇか！？初音に雇われた探偵が、なんで初音と俺の結婚パーティーの店で偶然ウェイターをやってんだよ！？」



安室「偶然ではありませんよ。僕がアルバイトとして採用されたこの店を、パーティー会場に選んでもらったんです。初音さんだったでしょ？この店に決めたのは」



伴場「そ、そうだけど…
い、一体なんの為に！？」



安室「もちろんあなたの動向を…監視するた為ですよ…」



理由は恐らく、浮気性の伴場さんに女がいないか調べてくれと頼まれたんだろう



実際女遊びが過ぎるようだったし、俺の依頼も同じ理由だから



安室「もっとも、僕が彼女にそう頼まれていたことを証明しようにも…初音さん本人はこの店の駐車場に停めた車の中で焼死してしまったみたいですけど…
しかし僕が彼女に依頼を受けていたことは、そのサングラスの彼が証明してくれそうですよ？
僕が彼女に伴場さんの身辺調査の途中経過を報告していた現場に居合わせたようですし…」



やっぱりね…だから安室さんの声を確認していたわけだ



樹「恐らく彼も安室さんと同じ、探偵なんでしょう…依頼主は伴場さんで、初音さんが誰かと会っているようだから探ってほしいと依頼され、密会現場を突き止めることはできたけど相手の男…安室さんは帽子とフードを被っていて顔がわからなかった。
けどこの店で安室さんの声を聞いた時に密会現場で聞いた声と似ていたから、同一人物だということを伴場さんに伝えた…違う？」



男「あ、ああ！そうだよ！まさかその男が探偵だとは思わなかったんだ…尾行しても撒かれたし…」



まあ公安警察からしたら、尾行を撒くなんて徹夜明けでも余裕だろうからね



安室「あの…君は…一体何者なんですか？」



肩をツンツンされ、そう聞かれる



まあそうだろうね、自分のことを庇ってくれてるんだから



それにさっき、『公安警察？』って尋ねたしね



めっちゃ動揺して否定してたけど…



樹「どうでしょうね？」



安室「！(まさか…)」



“何かに勘付いた”、って顔してる



けど、あなたが“俺の本当の正体”を知るのは…まだまだ当分先のことだよ______“ゼロ”

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