【名探偵コナン】顔広すぎだよ、いくつの顔？ Part1 (ページ26)

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【樹side】

園子「ねえねえ！帰りにラーメン屋寄ってかない！？」

蘭「いいね！行こ行こ！帰りっていうか夜ご飯だね！」

いやね、君らさ…喫茶店でそれ言う？

つまり喫茶店から移動してラーメン屋ってことでしょ？

ここでそれ言っちゃうの！？

とか思ったけどまあいいや、ラーメン好きだし

会計を済ませ、歩いてラーメン屋に向かう

どうやらこの3人もラーメン好きみたいだ

皆好みの味は違うっぽいけどね

ちなみに今向かってるのは俺がイチオシのラーメン屋

そこのラーメン屋の店主とは依頼人として会ったことがあり、依頼を終えてからも何かとお世話になっている

迷わずそこに行くことを決めた

＿＿＿

蘭「どのラーメン頼む？」

世良「イチオシって書いてあるから豚骨にしようかな」

4人とも豚骨か、若いもんはいいねぇ

コナン「樹兄ちゃんは？」

樹「んー激辛スペシャル」

勘違いしないでいただきたい、撮影とか待ち合わせとかでカフェとかよく行く俺だが、中身は超絶辛党だ

運ばれてきたラーメンを見て、目を点にした4人の顔は忘れない

世良「あ、おじさん！持ち帰りで餃子と炒飯一人前！」

園子「世良ちゃんまた朝餃子？」

どうやら前に4人でラーメン屋に行った時にも持ち帰りをしたらしい

朝の分とか言ってたけど…本当にそうなのかどうか…

樹「あ、おじさん、俺も餃子と炒飯一人前持ち帰りで」

店主「はいよ！いつものやつな！」

蘭「て、高宮先輩も持ち帰りするんですか！？」

樹「君ら女子高生より食べるんでね、これでも。夜食夜食」

蘭「運動部でしたもんね…」

世良「なんのスポーツやってたんだ？」

あ、そっか世良は今日が初対面…

樹「中学の時はサッカーで、高校では空手」

世良「え、なんでサッカー辞めたんだ？」

樹「サッカーに飽きて護身用に空手を始めたらめっちゃ向いてた」

世良「す、すごいな…」

よく言われる

樹「ま、結局京極には勝てなかったけどなー。都大会決勝で当たってそれっきり…そんな強い奴彼氏とか、良かったねぇ鈴木」

マジで京極には勝ちたかった

俺意外と負けず嫌いだからさ？

蘭「でも先輩、一年生の時の大会優勝したんですよね？」

樹「その時は京極いなかったからねー。まあ二年と三年も準優勝だけど」