【名探偵コナン】顔広すぎだよ、いくつの顔？ Part1

022. ページ22

【樹side】


二日後、今日は阿笠博士の家に行く日だ



工藤が阿笠博士の家に来るのが10時と言っていたから俺もそれに合わせて行く約束



けど俺は…9時到着を目指している



理由？理由は…昨日ハッキングでいろいろ情報探ってた時に＿＿＿ﾄﾞﾝｯ!))ﾄﾞｻｯ!))



樹「痛ってえ…」



スマホ弄りながら歩いてると、角から出てきた人物にぶつかってしまった



まあながらスマホしてた俺が悪いんだけども



しかも俺はぶつかったと同時に転んでしまったのだ



…俺が転ぶほど体幹のいい人間…？



？「すみません！大丈夫ですか！？」



顔を上げればそこには…



？「！？」



一昨日の夜に会った男、バーボンがいた



樹「こちらこそすみません…どうかしました？」



ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「！いえ…ちょっと知り合いに似ていたもので」



ギムレットということはバレない筈だ



俺は今変装してないし、泣きぼくろあるし



とは言ってもフード被ってたから一瞬ギムレットに見えたのかな



俺は上から下まで目の前の人物をじっくりと見た



ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「…あの、何か…？」



服で隠れてるけど筋肉すごいな…普通の人間じゃない…あ、そういえば公安だったわ



なんて言おうかな…あ、そうだ



樹「あれ、もしかして探偵さん？」



ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「え、はい？」



樹「その反応は当たりだね、ありがとう探偵さん。お名前は？」



安室「え、あ、安室透です…何故わかったんですか？探偵だと…」



安室透ね…もしかして、零→ゼロ→透ける→透？



樹「俺も中学の時から探偵やってて、パッと見でなんとなく」



こういうね、嘘満載のこと言っても怪しまれないって“探偵”ワード強すぎでしょ



パッと見は筋肉凄い人、だからね



俺がそう言えば、目の前の安室さんは少し驚いたような顔をしていた



安室「君も探偵なんですか…君n((樹「あ！急いでるんだ！すいませんありがとうございました！」



そう言って俺はその場を離れた



きっと今、“君の名前は？”と聞きたかったんだろう



これからどういう関わりがあるかわからないし、できれば名乗らない方がいい



安室さんも多分なんて答えようか迷ったんだろうな…スーツだったから見た感じ公安の仕事中だろうし



ここ人通り少ないしね



公安の仕事中だとわかったからわざと“探偵”って言ったんだけどね、外では探偵と名乗ってるってベルモット言ってたし



てかやば、早く博士のとこ行かないと

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