【名探偵コナン】顔広すぎだよ、いくつの顔？ Part1

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【樹side】


樹「じゃあね」



コナンを毛利探偵事務所に送り届けると、俺は方向転換してある公園に向かった



この時間だと子供はほぼいなくて、トイレもすんなりと入れた



トイレに入るなり俺は変装を始める



工藤にはああ言ったけど、俺の正体はいつバレてもおかしくないんだ



俺は______









高宮樹であり









探偵であり









ハッカーであり









モデルの宮原玲であり









.









“黒の組織の幹部、ギムレット”でもある





悪いな工藤…軽く騙すようなマネして



けど…嘘はついていない



工藤には『俺は悪い奴の味方ではない』って言ってある



そう、俺は警察の潜入捜査とは違うけど、“個人的に探偵として潜入している”のだ



勿論誰にも言ったことはない



だってこれはいいこととは言えないから



警察にバレたら多分ヤバイ



鏡に映るのはいつもの茶髪の俺…ではなく、黒髪で“グリーンのカラコン”をしている俺



俺の左目尻の下には泣きぼくろがある



組織の時はこの泣きぼくろは化粧で隠している



勿論変装で違うとこにほくろ作る時はあるけど



顔のほくろは泣きぼくろ一つですごく特徴的



だから覚えられると困るんだよね、探偵の仕事中とかは消してる時あるけど



少し肌の色も変えているし、もはや誰かはわからん



俺は大体この顔だけど、二回に一回は違う顔だ



え？なんでって？気分



その方が足がつきにくいからね、まぁ組織で言う素顔みたいな感じでこの顔なわけだけど



黒いフードを被れば準備完了



さてと、そろそろ行くか



今日はベルモットに呼ばれている


______


バイクでベルモットとの待ち合わせ場所に向かうと、そこには初めて会う男がいた



“初めて見る”わけではない



それに、俺の情報網をナメてもらっては困る



相手の情報は既に…俺の手の中だ



ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「あらギムレット、相変わらず待ち合わせ時刻ピッタリに出てくるのね」



ｷﾞﾑﾚｯﾄ「たまたまだっつーの。んで、俺に会わせるとか言ってたのはそこの奴？」



ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「ええ、話は聞いていると思うけど、彼はバーボン」



ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「どうも初めまして、バーボンです。あなたの話は聞いていますよ、ギムレット」



そうコイツは“公安警察”…つまりNOCだ

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