【名探偵コナン】顔広すぎだよ、いくつの顔？ Part1 (ページ18)

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018. ページ18

【樹side】

樹「ごめん仕事から電話。先に駐車場行ってて」

…電話なんて嘘だけど

コナンを部屋から出し、念のために盗聴器の確認をした

今日いろんな人入れたしね…

そして警察に見つからないように隠してあった“ある物”を取るためにベランダに向かう

フェンスから床裏に手を伸ばせば、ガムテープで隠してあった“ある物”に手が触れる

ﾍﾞﾘｯという音と共に手に収まるソレ…

樹「見つかんなかったか…よかった」

この国では法に引っかかるからね

俺は洗面所に行って変装道具を取り、コナンが待つ駐車場へと向かった

______

コナン「探偵はまだ副業なんだね、本業はモデル？」

樹「まあね。世間に顔が知られてるとなればやれる仕事も限られてくるし」

本業がモデルや俳優なのは本当だ

他にもたくさんあるけども

ｳﾞｰｯｳﾞｰｯ))

この着信音は…“高宮用”でもない…“宮原用”でもない…そして“探偵用”でもないってことは…

……

樹「ちょっとそこのコンビニ寄るね」

コナン「えっ、なんで？」

バイクを停めると、ヘルメットを外しながらそう聞くコナン

樹「仕事の電話。1000円(コレ)でアイスコーヒーブラックと好きなもの買ってきて」

そう言いお金を渡せば、コナンは店の中に入っていった

電話は一度止み、再びかかって来ている

俺は少し声を変えて電話を取った

樹「俺だ」

？〔こんなに出るの遅いなんて珍しいじゃない？〕

樹「バイク乗ってたからな。…今夜のことか？」

？〔ええ…18時にいつもの路地裏でいいかしら？〕

樹「ああ。車か？」

？〔ええ、乗せてもらうわ〕

樹「お前も人使い荒いな」

？〔あなたがバイクじゃなければあなたに頼むわよ？車買ったら？それくらい余裕で買えるんじゃないの？〕

樹「買えるから買うんじゃないからな」

ふとコンビニのドアを見れば、コナンがレジを終えるところだった

この電話を聞かれるのは非常にまずい

樹「そろそろ切るぞ」

？〔ええ〕

樹「じゃあまた18時に会おうぜ

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______“ベルモット”」