【名探偵コナン】顔広すぎだよ、いくつの顔？ Part1

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【コナンside】


目暮「なんだって！？血塗れのレインコート！？」



佐藤「どういうこと？宮原さん」



未成年だとわかって、佐藤刑事達も口調を崩しつつあった



宮原「ﾎﾞｿｯやっとか…」



やっぱりこの人…“犯人がここにレインコートを隠したのを知っていた”んだ！



恐らくこの家に戻った時に見つけて、警部達が見つけるように端を出しておいたんだろう



小五郎「このレインコートについて、どう言い訳をするつもりだ？」



宮原「言い訳なんてありませんよ、とにかくこれでピースは揃いました」



小五郎「なんの話だ！？」



宮原「犯人が俺に罪を着せるためにやったことです。とにかく部屋の外に出ましょうか」


______


宮原「まず今回の事件、結論から言うと、犯人は306号室の井塚 誠哉さん、あなたですね？」



井塚「ハァ！？何言ってやがんだコイツ！」



宮原「今回の事件は至ってシンプル、井塚さんが俺に罪を着せるためにポストに血塗れのレインコートを入れたんです」



そう、“顔を出さない”、“毎日帰ってこない”、“頭がキレる”、“職業を言わない”…極めつけには“階段を使う”…宮原さんは罪をなすりつけるにはもってこいの人物だ



宮原「あなたは裏口から外に出て黄色のレインコートを着用し、“あえて”管理人に覚えられるようにしたんだ。俺の部屋からレインコートを見つけてもらい、俺を犯人に仕立て上げるためにね」



小五郎「けどお前のポストから出てきただろうが！今のままじゃ、お前が罪を着せようとしているように…」



宮原「最後まで聞いてくださいよ。それがなくても彼が犯人だということはすぐにわかりましたよ。ナイフの刺さり方や現場に残っていた犯人の痕跡から性格を考え、彼は謎の発言を残していましたからね」



謎の発言…？



宮原「犯行後、あなたはレインコートを綺麗に畳み、コートの間にナイフと手袋を入れた。理由は薄くしないとポストに入らないからです。俺のポストにレインコートを入れれば、後は少しずつ俺についての情報提供をしながら事件解決に加わるだけ…殺した動機は恐らく、金を揺すられてたんじゃないですか？」



井塚「何言ってんだよ！そもそもお前が犯人じゃない理由はなんなんだよ！」



そうだ、この人の言葉から犯人じゃないと察しただけで、本当は宮原さんが犯人じゃないという証拠はどこにもなかったのだ

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