【名探偵コナン】顔広すぎだよ、いくつの顔？ Part1

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【No side】


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？「＿＿＿ライを始末した？」



ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「ええ、キールがね。脳天に銃弾を撃ち込んだそうよ」



？「ふーん…」



ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「あら、あなたライと組むことが多かったから悲しむと思ったけど…案外そうでもないのね、“ギムレット”」



黒の組織の幹部、ベルモットは、同じく幹部の一人である“ギムレット”にUSBを渡す



ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「その時の映像がUSB(それ)に入ってるわ。ジンとウォッカが確認して、遺体と車は炎上したけど…貴方の目でも確認して頂戴」



ｷﾞﾑﾚｯﾄ「ああ。今日はそれだけか？」



ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「ええ、そうよ。じゃ、私は任務があるから」



そう言って部屋を去っていくベルモット



ベルモットがいなくなると、盗聴器の確認をしてからパソコン前の椅子に座る



盗聴器の確認は、彼がここで生きていく上で自然と染み付いたことだった



ｷﾞﾑﾚｯﾄ「…ライ…いや、赤井秀一がそんな簡単に…ねぇ…」



映像を見終えても、いまいち納得のいかない顔をするギムレット



ｷﾞﾑﾚｯﾄ「ま、アイツが生きてたところでどーでもいいけど」



そう言いながらパソコンの電源を落とし、椅子にもたれかかる



ｷﾞﾑﾚｯﾄ「……米花町…か…
確かピスコが殺されたのも…」



彼はピスコが殺された際のことを思い出す



その事件には関与していないギムレットだが、何者かがその事件に絡んでいることは掴んでいた



頭に浮かぶのはシェリー…



まだ生きているだろうと思っているギムレット



そして彼は、APTX4869を飲んだ人物のリストをハッキングする



難なくパスワードを割り出す彼は、組織一の情報屋だ



バーボン以上に頭の回転も速い



そして彼が見つけた人物名…



ｷﾞﾑﾚｯﾄ「…気になるのは“羽田浩司”…
けど、やっぱコイツしかいねーな…“工藤新一”」



これは、彼が江戸川コナンの前に現れる1ヶ月前のことだった

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