【名探偵コナン】顔広すぎだよ、いくつの顔？ Part1

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【バーボンside】


ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「______今の、誰ですか？」



ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「あなたも知ってるんじゃないかしら？彼、有名だから」



どこかで見覚えのある顔だとは思った



だがそれ以上に、彼の顔は____________



ﾍﾞﾙﾓｯﾄ「まあ、彼は私の“シャロン・ヴィンヤード”としての友人だから、組織には関与してないわ」



彼は多分、レストランのバイトと偽って探偵をしていた子だ



そして少し前、道端でぶつかったこともある子…



道端でぶつかった時には、『探偵か』と聞かれた



レストランのバイトでは、まさかの『公安警察か』と聞かれたし



さっきは『ポアロのバイトか』と聞かれた



………俺、かなりマズい状況じゃないか…？



探偵とポアロはまあいい



“公安警察”は流石にヤバイだろう！？



というか彼、なんでそんなことに気づいたんだ？



勿論はぐらかしたけど、彼なら気づいていそうだ



レストランのバイトの時、明らかに普通の人間じゃない子だとは思っていた



普通に火事の現場にいたし、警察も彼のことを知っているようだった



何よりあの言い方…一目見たときには全て見抜いていたような言い方だった



全てを見透かされているあの感覚…



生きていて、一度も感じたことのない感覚と言っても過言ではない



ベルモットとも普通に話していたし、とにかく彼が普通の人間でないことは決定だ



風見に調べさせる…のはもう少し後



コナン君や蘭さんと仲が良さそうだったし、いつかポアロにも訪れるだろう



その時に少し聞くか…



それまでは風見に調べさせることはしないように決めた



だが気になるものは気になり、彼の右ポケットに盗聴器を仕込んだ



そして数分後…



ﾊﾞｷｯ！))



ﾊﾞｰﾎﾞﾝ「！」



イヤホンから壊されたような音が聞こえた



仕掛けてから時間が経っていないし、まだ歩く音しか聞こえなかったから最初から気づいていんだろうか



だとしたら俺、本格的にヤバくないか…？



今更ながら、自分の状況が恐ろしく死に近いということを見に染みた

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