第88話 ナムジュンside ページ46
怖くて仕方がなかった。
Aの体が冷たくなって、死んでしまったのかと思った。
ホソクが先生を呼んできて、言われたのは体温調節ができていなかったのと、絶対安静だったのに、喋りすぎて倒れただけらしい。
確かに12月なのにAは薄い服で冷たい廊下にいた。体温は36度をきっていたらしい。
倒れるのもよくあるから慣れろっていわれた。
アレに慣れろ？そんなの、無理に決まってる。
「はぁ………」
YG「ナムジュン、もう寝ろ」
「ユンギヒョンこそ…」
病院に残ると言って頑なに動こうとしなかったグガ、ジミン、テテを引きずり出して、明日の仕事に支障が出ないようにと12時までに寝かせたユンギヒョンは凄い。
ジニヒョンは明日Aが目を覚ました時に、不安がらないように病院に残るって。
長男ってずるい。
宿舎にAがいないのは大体当たり前で、別に何とも思わなかった。
なのに、今はAが宿舎にいないだけで気が狂いそうだ。
もし明日Aの目が覚めなかったら。
もしさっきの会話がAとの最期の会話だったら。
怖くて身体中が震える。
YG「気持ちは分かるが、明日も仕事があるんだ。ナムジュンも俺に寝かせつけてほしいのか？」
「……まさか。もう寝ますよ、ユンギヒョンも早く寝てくださいね」
そう言ってリビングを離れた。
きっとユンギヒョンは寝ないんだろうな。いや、寝れないんだろうな。
ユンギヒョンはそういう人だから。
これからずっと、Aと生きられたら良かったのに。
��出来れば、ヒョン達の見る景色を全部、一生、一緒に見たかったけど��
今までAの目に映っていたものは、俺達が直視できない程の大きな憎悪だったと思う。
耐えられないものだったはずなのに。
まだ俺達と一緒にいたいと願うAをずっと守りたい。
離したくない。どこにも行かないで欲しいのに。
倒れたAを思い出して、冷や汗が溢れ出た
明日も生きている保証はないと先生は言っていた。
しかも、それは何年も前からの事だそう。今俺達と一緒にいるのは奇跡と等しいって。
嘘だと言って欲しかった。
今になって危機感が襲ってくる。
あの時、もし、俺が、違う選択肢を取っていたら。Aを受け入れていたら。
後悔じゃ何も解決しないのに
枕に、湿った跡が出来た。
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向日葵(プロフ) - ありがとうございます。これからも、楽しみにしてます。ファイテン（＾ω＾） (2021年12月12日 15時) (
レス) id: 94a9bcecb9 (このIDを非表示/違反報告)
しゅがーる - 皆様、コメントありがとうございます。 (2021年12月12日 14時) (レス) id: 8e17103fe7 (このIDを非表示/違反報告)
しゅがーる - 向日葵さん» 全体に公開させて頂いたきました。もし見れなかったら「1234」で見えるようになると思います。 (2021年12月12日 14時) (レス) id: 8e17103fe7 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 突然すいません。本当に好きです。3のパスワード教えてもらえないでしょうか？いつも楽しみに読ましてもらってます。これからも、頑張ってください宜しくお願いします。 (2021年12月12日 13時) (レス) id: 94a9bcecb9 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - すごく好きです、続きが気になります！更新頑張ってください！応援してます！！ (2021年11月8日 1時) (レス) @page34 id: fefd4d5bf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅがーる。 | 作成日時：2021年3月5日 23時
