第62話 判断 ページ20
普通じゃない
ソジュンとシオンは驚きが隠さなかった
だって、あのAが。
いつもニコニコしているあのAが。
見るからに幸せそうで、何の不自由もなく過ごして来ましたとでも言わん顔をしているAが。
そんなわけ、
二人は耳を疑った
頬を叩いた
瞬きをした
もしかしたら嘘ではないかと
夢なのではないかと
ソジュン「プ、プロデューサー、冗談キツイですよ、」
PD「私が今冗談を言うと思っているのかい？」
ソジュン「っいえ……」
出来るならば、嘘ならよかったのに。
そんな事を願う二人とは裏腹に、プロデューサーはもっと酷い現実をみせた
PD「ああ、さっき言うの忘れてたけど、Aは痛みを感じないからね」
PD「勿論物理的な方だぞ？外傷内傷問わずだ」
.
.
「＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿、」
息が止まった
シオンは震えていた
PD「Aを殴ろうと、蹴ろうと、刃物で傷付けても、あの子は何も感じないよ」
PD「だって、痛くないからね。先天性無痛無汗症だよ」
PD「暑さ、寒さ、熱を感じない。温度も感じないんだ」
PD「熱湯をかけても、冷水をかけても、分からない」
PD「君達がAは汗をかいていないから頑張ってない、みたいな事言ってたよね」
PD「病名の通り、汗もかけないんだよ」
ツー、とシオンの頬を汗が通っていく
PD「さて、もう大体分かったかな？別にAは君達の事をどうとも思ってないんだよ
ただ、お金さえ稼げれば。最近では日本にいるやまと君の治療費も考えてきてるよ。私が援助できるのは期限があるからなぁ。
でも、優しさでデビューさせる訳でもないよ？Aには光るものを感じたんだ。あの子は努力家だ。最初は何も出来なかったのに、今はシオンを上回ってる。
.
.
シオン、ここに行きなさい」
シヒョクは病院の住所の書かれた紙をシオンに渡した
シオン「ありがとうございますっ！！！」
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向日葵(プロフ) - ありがとうございます。これからも、楽しみにしてます。ファイテン（＾ω＾） (2021年12月12日 15時) (
レス) id: 94a9bcecb9 (このIDを非表示/違反報告)
しゅがーる - 皆様、コメントありがとうございます。 (2021年12月12日 14時) (レス) id: 8e17103fe7 (このIDを非表示/違反報告)
しゅがーる - 向日葵さん» 全体に公開させて頂いたきました。もし見れなかったら「1234」で見えるようになると思います。 (2021年12月12日 14時) (レス) id: 8e17103fe7 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 突然すいません。本当に好きです。3のパスワード教えてもらえないでしょうか？いつも楽しみに読ましてもらってます。これからも、頑張ってください宜しくお願いします。 (2021年12月12日 13時) (レス) id: 94a9bcecb9 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - すごく好きです、続きが気になります！更新頑張ってください！応援してます！！ (2021年11月8日 1時) (レス) @page34 id: fefd4d5bf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅがーる。 | 作成日時：2021年3月5日 23時
