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結果は勝利A。こっちは五虎退と南泉が極だが相手は全振り初だし、練度もこちらが高い。とりあえず五虎退の銃兵×2と南泉の投石兵×2が刀装ボコボコにするし、カンスト太刀の打撃は強い。相手の攻撃も盾兵三つ積んでたお陰で本体ダメージはないし、割と難なく勝つことができた。
「ふざけんじゃねえ！この俺が負けるはずないだろう！イカサマだ！これは無効だ！！詫びに貴様の刀剣をよこせ！！」
「はーいおじさんそこまでー」
「お兄さん、大丈夫？」
腕章をつけた加州と信濃がやってくる。
「何だよ！！」
「ばっちり証拠押さえてるから。あんた、備前国で摘発されて行方くらました審神者だろ？わざわざ山城国に来なくたって行く場所あるからさ、俺と行こっか」
「離せ！！」
いくら喚こうと刀剣男士に敵うはずもなく。男はずるずると連行されていった。
「雛鳥、無事か」
「…う、ん」
「えーっと…大丈夫？政府があいつ取り逃したせいでこんなことになったんだよね。本当にごめんなさい」
「信濃藤四郎が謝ることではないだろう」
大包平がそう言って政府の信濃の頭を撫でる。
「あ…わ、たし、は、だいじょーぶ、です…ありがと、う」
「…そう？なら、俺はもう行くね！」
「さて、帰って茶でも飲もうか」
騒ぎになってしまったためこれ以上の演練は諦めて、本丸へのゲートを目指す。
「あ、の…主！ありがとう、ございます…！」
「！！いや、なんてことないさ！帰ったら謙信がおやつを作ってるらしいからそれ食べて、ゆっくり休むぞー！」
「仕事しろ」
「鶯丸！？いい話って終わらせろよ！！」
舞花の小さな笑い声に気づいたのは、刀剣男士だけだった。
終わり
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作者名：かえで | 作成日時：2023年8月6日 14時
