伏黒恵、侮れない。 ページ35
あのあと、甚爾に此処にいろと言われてもう既に1週間ほど過ごしてます。
帰りたいとは言ったものの、家がない。(絶望)
いちばん長く定住した愛しのマイホームは200年前だから既になくなってるの確定。
恋しいぜ…。
ガチャ_______
恵「Aさん、ただいま。」
「お、恵おかえり。学校楽しかった?」
恵「普通。それよりAさん、今日ご飯なに?」
普通て…まぁ小学校中学校はそんなもんよな。
甚爾もずっといるわけじゃないし、津美紀ちゃんも中学生で帰ってくるのが遅いから私が料理を作ることを申し出たら、中々反響あって、今の今まで作ってます。
「生姜焼き」
恵「…!!」
目キラキラしてる可愛い。
「はは、恵生姜好きだもんね。」
手を洗ってきた恵が台所へ向かってエプロンをした。
推しのエプロン姿ほど萌えるものは無い!!!!!
恵「ん、手伝う。」
「ありがと。恵は良い旦那さんになるね。」
絶対。絶対なります。このスパダリくん。
私がそういうと、恵はピタッと動きを止めた。
「ん?どしたの?」
恵「俺は、______いや、なんでもない。」
「めーぐーみー?言えないって何っ!気になるとこで終わらせんな!!」
恵「いずれ言う。」
「いずれっていつだよ。」
恵「(いつか、俺が大人になった時…言うんだ)」
好きだって。結婚して欲しいって。
今はまだ言えないけど。絶対に言うよ。Aさん。
「あ、指切った。」
恵の横顔綺麗過ぎて見とれてたらいつの間にか包丁で、指切ってた。輪郭綺麗なんだよな恵。
恵「ちょ、は?なんでそんな冷静なんだよ!救急箱とってくる!」
「ちょ、そんな焦らなくても…」
まぁいいか。誰かに大事に思われるってのも、悪くないね。へへっ。
________________
恵「Aさんッ!すぐ手当…Aさん?どこいったんだ…部屋か?」
居ねぇ…。
水道の蛇口が開きっぱなし、靴もあるのに彼女は消えるように姿を消した。
恵「どこにいるんだよ!」
ずっと、一緒に暮らしていけると思っていたのに…。
まさか、今の今まで夢だったというのだろうか?
いや、そんなことは無い。絶対に。
あの人を想うと、高鳴る鼓動、暑くなる体温、これは偽物なんかじゃない。
恵「どこにいるか知らねぇけど次会ったら絶対逃がさねぇからな。」
俺の初恋、必ず叶えてやる。
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さら(プロフ) - 三斗さん» ご指摘感謝です!!!直しておきました!!!ありがとうございます!ぼちぼちですが頑張って行くので応援お願いします! (12月25日 23時) (レス) id: 0388792945 (このIDを非表示/違反報告)
三斗(プロフ) - 「27pきもと→おりもと(多分)」めちゃくちゃ出会いとか丁寧に書いてくれるとこ好きです!これからも更新楽しみに待ってます! (12月25日 21時) (レス) @page27 id: f9db94a2a7 (このIDを非表示/違反報告)
さら(プロフ) - ☆雪☆さん» とても嬉しいコメントありがとうございます!!!ほんとに癒しなんて慣れて嬉しいです!雪さんもお仕事体調に気をつけて無理せず頑張ってくださいね! (12月24日 22時) (レス) id: 0388792945 (このIDを非表示/違反報告)
☆雪☆(プロフ) - いつもお腹抱えながら笑わせて貰って読ませて頂いてます。仕事後の最高の癒し♡これからも体調に気をつけて無理せずに頑張ってください! (12月24日 14時) (レス) @page50 id: dd2cbdffb8 (このIDを非表示/違反報告)
さら(プロフ) - 雪見大福さん» ありがとうございますー!!!冬休み中なので頑張っていきます! (12月23日 11時) (レス) id: 0388792945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さら | 作成日時:2023年12月6日 16時