オタクと夏油傑。 ページ31
一通り話を聞いたけど、思いな。とにかく重いわ。こんな重いこと、高校生で抱えてたらそりゃ離反したくもなるわ。
「君は心が綺麗すぎるんだと思うんだ。」
夏油「え?」
だから、そうやって、傷ついてしまう。君が心を痛めているのは君が優しくて心が綺麗だから。
「私は心が綺麗じゃないから、自分に関係ないって人は多分失踪しようが死んでいようが多分どうでもいいって思っちゃう。」
夏油「…」
「だけどその分ね、自分の周りの人達を大事にしたいし、助けたいって思うの。人のために自分の人生をかける必要なんてないから。自分だけの人生なんだから。」
「例え、非難されようが差別されようが、それは何もわかってない人の戯言だと思ってればいいって思ってる。誰か一人でも、自分のことを理解してくれる人がいればね。」
「君には、君のことを大事にしてくれる、大切な人いる?」
夏油「…いる。」
夏油「(悟、硝子…)」
「君は、自分や周りを犠牲にしてまで他人を守る必要はあるのかって言ったよね。」
夏油「あぁ。」
「そんなことないよ。君は優しいから周りも助けようとして、溢れて、抱えきれなくなってるんだ。」
夏油「…っ!」
「それを、大切な人に担ってもらう代わりに、大切な人が抱えきれなくなった時、君が担えばいいんじゃないかな。
大切な人同士にしかできない、唯一無二の美しい行動だと思うよ。」
おっ、目に光が戻った。
「ふふ、もう大丈夫だね。」
夏油「(猿共を無理に守らなくたっていい…悟を、硝子を大切にする…)」
夏油「君は、何者…あれ…どこだい?どこへ…」
あぁ、もしかしたら今の出来事は夢だったのかもしれない。あの人も実在しないのかもしれない。
夏油「だけど、少し楽になった気がするよ。天使さん。」
_____________
夏油「悟、硝子、少しいいかい?」
五条「傑ッ!!!今までどこに行ってたんだよ!!心配したんだぞ!!!」
家入「まぁまぁ。落ち着け五条。それで夏油はどうしたんだ?」
夏油「…す、少し私の相談を聞いてくれないかい?」
五条悟と家入硝子はパチパチと目を合わせて、すぐにこういった。
五条/家入「当たり前だろ!」
五条「俺たち親友だろ!」
夏油「っ…あぁ!」
ありがとう、天使さん。貴方のおかげで、私は今1歩前に進めた気がするんだ。
また会ったら、お礼を。必ず。
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さら(プロフ) - 三斗さん» ご指摘感謝です!!!直しておきました!!!ありがとうございます!ぼちぼちですが頑張って行くので応援お願いします! (12月25日 23時) (レス) id: 0388792945 (このIDを非表示/違反報告)
三斗(プロフ) - 「27pきもと→おりもと(多分)」めちゃくちゃ出会いとか丁寧に書いてくれるとこ好きです!これからも更新楽しみに待ってます! (12月25日 21時) (レス) @page27 id: f9db94a2a7 (このIDを非表示/違反報告)
さら(プロフ) - ☆雪☆さん» とても嬉しいコメントありがとうございます!!!ほんとに癒しなんて慣れて嬉しいです!雪さんもお仕事体調に気をつけて無理せず頑張ってくださいね! (12月24日 22時) (レス) id: 0388792945 (このIDを非表示/違反報告)
☆雪☆(プロフ) - いつもお腹抱えながら笑わせて貰って読ませて頂いてます。仕事後の最高の癒し♡これからも体調に気をつけて無理せずに頑張ってください! (12月24日 14時) (レス) @page50 id: dd2cbdffb8 (このIDを非表示/違反報告)
さら(プロフ) - 雪見大福さん» ありがとうございますー!!!冬休み中なので頑張っていきます! (12月23日 11時) (レス) id: 0388792945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さら | 作成日時:2023年12月6日 16時