80話 ページ31
暫く沈黙が続いたあと鍾離先生が思い出したように声をあげた。
鍾離『そういえば…今朝、Aが手紙を持っていたな。』
タルタリヤ『手紙?珍しいね。彼女宛だったの?』
鍾離『あぁ。だがあまり彼女は、手紙について話したくないようでな…追求はしなかったんだ。』
おかしいね。彼女は旅をしてきているのに、彼女宛てで往生堂に手紙を送るなんて。彼女が往生堂にお世話になっていることはごく1部しか知らないはずだ。
タルタリヤ『…ねぇ、鍾離先生。その手紙どこにあるのかわかるかい?』
鍾離『多分だが、机の棚にあると思うぞ。』
俺は僅かな期待を胸に棚を開けた。
タルタリヤ『あった…!!』
俺は急いで手紙を広げ、その内容を見た瞬間絶句した。
タルタリヤ『…は……?』
鍾離『公子殿…?どうかしたのか?』
そこには彼女に対する罵詈雑言が何行に渡って綴られていたのだ。
しかも、他の手紙を見る限り全て同じような内容が書かれていた。
これを彼女はひとりで抱えていたのか……?
俺は彼女に近づき、頬を撫でた。
タルタリヤ『(Aちゃん…)』
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p - 続き待ってます!!!!!(●´ω`●) (12月17日 15時) (レス) @page34 id: 9a07639c58 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 更新待ってました!ありがとうございます!これからも応援してます! (7月21日 7時) (レス) @page30 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
玉ねぎ - 続き気になります! (2023年4月2日 17時) (レス) @page25 id: faa7a99a5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さら | 作成日時:2022年12月28日 18時