78話 ページ29
鍾離side
遅い。遅すぎる。Aが帰ってこない。
最近、様子がおかしかったのは気づいてた。
だけど、放っておいて欲しそうなAの思いを気づいてたから気づかない振りをしていた。
俺は胡堂主と手分けしてAを探すことにした。
鍾離『A…っ!!!』
案外早く見つかったのはいいのだが、
尋常じゃない血の量を頭から出していた。
鍾離『大丈夫か…っ』
俺が声をかけるとAは苦しそうに目線をこちらに向けた。
A『…っだ、れ…?』
鍾離『俺だ。鍾離だ。』
A『鍾…離さ、ん?ど、、してここに…』
そう言って話してる間にもAの頭から血はどくどくと流れているのだ。
鍾離『いい。何も話さなくていい。すぐ治療をする…っ』
A『鍾離さ…私すごくねむ…』
ガクッ_______
Aは俺の腕の中でまるで事切れたように力は抜けた。
鍾離『っは…』
こんなに焦ったのはいつぶりだろう。
気絶したAの冷えていく体温が俺の焦りを加速させた。
_________
鍾離side
俺がAを抱き上げて往生堂まで運んでいる最中聞き覚えのある声が俺を引き止めた。
タルタリヤ『やぁ、鍾離先生。そんな焦った顔でどうした…は?』
引き止めたのは公子殿だった。
鍾離『すまない。公子殿。話なら後にしてくれないか。』
鍾離『急を要するんだ_____。』
タルタリヤ『待って、俺も行かせてくれ。』
俺は公子殿を引き連れてAに負担がかからないようにしながら急いで往生堂に戻った。
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p - 続き待ってます!!!!!(●´ω`●) (12月17日 15時) (レス) @page34 id: 9a07639c58 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 更新待ってました!ありがとうございます!これからも応援してます! (7月21日 7時) (レス) @page30 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
玉ねぎ - 続き気になります! (2023年4月2日 17時) (レス) @page25 id: faa7a99a5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さら | 作成日時:2022年12月28日 18時