【Fischer's】ゆびきりげんまん (ページ3)

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『ﾜｲﾜｲ』と騒ぐ教室の中で俺は前の席のぺけと話していた。

マ「てっ、ことでさぁー」

ペ「まぁーでもそれは仕方ないよねぇ」

いつもと同じ、
何もなく過ごしていた。

俺が愚痴をペケに話して、ペケがそれを聞く、
そんな普通の会話だった。

ペ「あ！そー言えばさ、マサイ」

マ「何？ペケぇ」

ペ「いやぁさー．．シルクは？」

マ「え？．．．」

俺は一瞬石像の様に固まった、
そして俺は偽笑顔で「さぁ」と答えた。

ペ「へぇー( ・∀・)、あ！そう言えばね＿」

マ「どしたぁー」

俺達が違う話で楽しんでると．．、

ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ＿＿

そんな廊下を走る音が聞こえて俺とペケは廊下側に視線を移した。

ｶﾞﾗｯと教室の扉が開き勢いよくシルクが入ってきた。

『どした？諒』

クラスの一人がシルクに話し掛けた。

シ「俺．．．＿＿

付き合うことになった！」

°

クラス全員『はぁ？！』

シ「いやぁだから！付き合うことになった！」

『なんだよそれ！良いなぁー』

シ「へへぇーん！いいだろぉー」

シルクは皆に嬉しさを言いふらしていた、
煩かったのか隣のクラスのンダホとモトキが教室に入ってきた。

ン／モ「どうしたの？」

シ「いやぁ俺付き合うことになってさぁ」

ン「えぇ？！誰と！」

シ「お前のクラスの有馬さん」

ン「へぇーあの美人さんかぁ」

ンダホとシルクが話してるのを俺は黙って見つめていた。

そしてシルクは俺のところに歩いてきて俺の前に堂々と立って満面な笑みでピースサインをしてきた。

シ「やったぞ！マサイ」

マ「．．．＿＿＿」

°

俺は幼なじみだから＿＿＿

°

マ「．．．．っ、お、」

シ「お？」

°

応援しなくちゃ＿＿＿＿。

°

マ「おめでとう＿＿＿」

°

どうせ叶わない恋だったんだ＿。

°

マ「シルク＿＿＿＿。」

°

俺は満面の笑みでアイツの名前を呼んだ＿＿。