きっと君はそこにいたはず【BTS】 (ページ8)

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ボートを湖の中心に止めて私たちは会話を楽しむことにした

TH｢Aは綺麗な髪だね｣

じーっとテヒョンのビー玉のようなキラキラした目に見つめられる

『嬉しい。髪は大切にしてるから』

一通りクッキーとキイチゴのジュースを飲み終えたところでテヒョンが私の髪を褒めてくれた

TH｢縛ったりしないの？｣

『するよ？』

TH｢そっか、今度見せてよ｣

『うん』

TH｢Aは目も綺麗だね｣

テヒョンのスっとしていて綺麗な目が私の姿を捉えていて

動けなかった

『目ならテヒョンの方が綺麗でしょ』

TH｢あまり、自分の目って見ないから笑｣

『そっか…』

TH｢でもAの目にうつってる…よく見えるや笑｣

急にぐっと近づいてきたテヒョンによってボートがグラグラと揺れる

『わぁぁ！！』

TH｢ごめん忘れてた｣

『危ないよ全く…笑』

TH｢…不思議だなばあやに危ないって言われるとビックリしてごめんなさいって咄嗟に出るんだけどAに言われるとそれすらも心地いいや｣

『…何それ』

TH｢褒め言葉だよ褒め言葉！｣

そう言ってテヒョンが私の髪の毛に触れたところで意識がだんだん遠のいて行った

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JK｢……い……おい…おい！！｣

私を呼ぶ声が次第に大きくなっていき目を覚ました

『…！？』

JK｢なんでこんなとこに寝てるのさ！｣

『テヒョンは…？』

JK｢何意味わからないこと言ってんの？｣

"はぁそれよりここが田舎でよかったね。"

"今頃都会なら引かれてたよ確実に"

なんて言って私を怒るジョングク

JK｢それで？テヒョンってなんなのさ！｣

ここまで問い詰められたら話さなければ納得しないだろう…

頭おかしい人扱いされるのはこの際気にせずにジョングクに話す事にした

『テヒョンはあの御屋敷に住んでる男の子なの。それでさっきまで一緒に…』

JK｢……｣

『ジョングク…？』

JK｢俺さあそこに居た人知ってるよ｣

『ほんと！？』

JK｢昼、うちの店に来たんだよ。長年使えてきた御屋敷を見ながら命を終えたいっておばあさん｣

『ほんとに？』

JK｢明後日にはこの隣に引っ越してくる予定だから聞いてみたら？｣

『何か知りませんか？って？』

JK「何か知りたいなら勇気を出さなきゃ」

『そっか…』

JK「それに何があるのか俺も知りたいし」

『それが目当てでしょ。』